昨日の仕事中の出来事で、印象深い出来事があったから書き留めておこうと思う。
備品に飲み物を溢して汚してしまったと、勤務先を利用して下さっていた若い女性のお客様が報告してくれた。
よくあることだからこちらとしては全く何も気にもならないのだけど、とても繊細なお客様だったみたいで、すごい号泣しながら何度も謝罪してくださっていた。
こういうリアクションをされるお客様ってあまりお会いしたことがなくて、その場に一緒に居たパートさんもアタフタしてしまっていて、私も最初は少し驚いたのだけど
「色々とコンディションとかもあるのかも知れないけど、このお客様は、備品に飲み物を溢しただけで涙を流すほど誰かに申し訳なくなっちゃうくらい、優しいお客様なんだなぁ」
って思って、なんか愛おしくなっちゃって嬉しくなっちゃって
ありがとうございます、そんな風に言ってくださって。
でも、本当に大丈夫ですからね?
気を付けて帰ってくださいね♪
って、最初の「ありがとう」だけを聞くと、お客様からすれば何に言われたのかよく分からないお礼の言葉をかましてしまった。
でも、お礼を言われて驚いたついでに、少し落ち着いた様子で帰られていて、私も少し安心した。
こういうとき、「泣かないでください」と「大丈夫ですよ」以外の言葉を話せる自分を、少し嬉しく思ったりもする。
きっと相手に届くだろう、って思う言葉を話せる自分が嬉しかったりする。
使い方を間違えると人や自分を深く傷付けることにもなる特性だけど、正しく使えば、優しさや想いを、ちゃんと誰かに届けることも出来るだろうと、思うよ。