乳児アトピー 洗いすぎが原因?っていまさらですけど | タイトルはまだ考え中

乳児アトピー 洗いすぎが原因?っていまさらですけど


このような記事を見つけました。
乳児のアトピー性皮膚炎、洗いすぎが原因か


オレゴン健康科学大学の皮膚科教授、エリック・シンプソン氏は「アトピー性皮膚炎の原因について理解が深まるにつれ、乳児の皮膚のケアの仕方にカギがあるとの見方が強くなっている」と語る。「私たちが良かれと思って赤ちゃんにしていることがアトピー性皮膚炎を引き起こしているのではないだろうか」と問う。

引用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141106-00007891-wsj-int



洗い過ぎは以前から肌トラブルの原因ではないかと言われていました。私も昨年のブログに書いていましたし、もっと以前からそのようなことをホームページで書き続けてきました。

↓昨年の記事
冬の乾燥肌対策 今年も肌が乾燥する季節になってきましたね



肌の一番上には脂質(油分)を含んだ層があり水分の蒸発を防いだり、外部から異物が肌の奥に侵入するのを防いでいます。これが肌のバリア層です。

しかし洗い過ぎは肌の脂質を奪ってしまうので、結果として肌の水分が蒸発して乾燥肌になったり、肌のバリア層が傷つき壊れてしまうことで、異物が肌に入り込んで刺激になってかゆみやアレルギーを起こしたりする、と言われてきました。
そしてかゆくて肌を掻いてしまえば、その行為がまた肌バリア層を壊してしまって、肌が傷つき乾燥肌もかゆみも更さらに悪化していく。これはとても合理的な説明だと思います。


ただ、きちんとした科学的な研究に取り組むことは良いことですね。
ただ、肌の脂質が減るのは洗い過ぎ以外にも原因がある場合もあります。


洗浄力が強すぎる製品で頭や体を洗うと洗い過ぎと同じことになってしまいますから低刺激で肌に優しい洗浄料を使う必要があります。入浴時の水道水の塩素も肌を傷つけます。


それに肌の脂質の分泌が悪かったり、肌バリアに必要なセラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などが栄養不足(アミノ酸、亜鉛、ビタミンCなどの不足)で必要な量が作られなければ、やはりきちんとした肌バリア層にならないので、結果として洗い過ぎと同じような肌の状態になってしまうのです。肌には栄養も大切なのです。


ですから洗い過ぎがいけないのもそうなのですが、一つにとらわれても良くないのです。
洗いすぎが原因の方もいるでしょうし、肌に必要な栄養が足りてない方もいるでしょう。

両方が原因の方もいるかもしれません。
ですから、アトピー肌や乾燥肌など肌トラブルの原因は生活環境から生活習慣まで見て考える必要があるのです。





http://www.naturalweb.co.jp