【夏至】


本日6月21日5時51分に太陽が夏至点を通過しました。

正午の太陽がほぼ真上に近いところを通ります。





北半球においては一年で最も昼が長く夜が短い日です。



冬至と比較すると、昼間の時間差は5時間弱になります。


北の地方ほど昼の長さが長く、北極に近い北欧などでは、太陽が一日中沈むことがない「白夜」が起き、夏至祭が盛大に行われます。


二十四節気「夏至」は「立夏」と「立秋」のちょうど真ん中で、夏本番も間近です。


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《七十二候》


▪️初候「乃東枯(なつかれくさかるる)」



(6月21日頃)

「乃東」というのは「うつぼ草」の別名で、冬至の頃に芽を出して、夏至の頃に紫色の花穂が黒ずみ、枯れたように見えます。


花穂は「夏枯草(カゴソウ)」と呼ばれ、昔から東西を問わず生薬として利用されてきました。

主に利尿や消炎、うがい薬として用います。

 

英名は、「all-heal = 全てを癒す」です。


旬:うつぼぐさ、鮎、夏みかん




▪️次候「菖蒲華(あやめはなさく)」



(6月26日頃)

あやめの花が咲き始める頃。

この花が咲いたら梅雨到来です。

端午の節供に用いる菖蒲(しょうぶ)ではなく、花菖蒲のことです。

 

「いずれあやめか杜若」

 

これは、どちらも優れていて優劣がつかず、選択に迷うことのたとえです。


候のことば:晴耕雨読

旬    :あやめ かんぱち みょうが

行事:夏越しの祓




▪️末候「半夏生(はんげしょうず)」



(7月1日頃)

半夏が生え始める頃。

「半夏」とはサトイモ科の「烏柄杓 (からすびしゃく)」の別名で、この頃、山道や畑などに生え始めます。


農事の大切な節目とされ、この日までに田植えを済ませ、このあとは田植えをしないという風習があります。

 

「半夏生前なら半作とれる」という言い伝えは、田植えが遅れても、半夏生の前なら平年の半分までは収穫できるという教えです。


旬:はも おくら 

季節の行事:祇園祭



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"陽極まりて陰に転ずる"

夏至を境にエネルギーが切り替わります。




太陽のエネルギーが最も多く降り注ぎますが、真夏のような暑い日というわけではありません。


一番暑くなるまでひと月ちょっと、太陽のエネルギーが熱に変わるまで時間差があります。


ヤカンを強火にかけてお湯が沸騰するまで時間がかかるように、太陽から降り注がれたパワーを発揮し現実化するまでに時差があるということです。


どんな自分で生きていきたいのか。

発信したものが夏至のエネルギーとがリンクして現実化されてきます。


目的を明確にしていきましょう^_^