住まい力を引き出す永瀬です。
間仕切り壊してみたところ、
図面にない筋交いが入ってる…
なんてことは良くあること。
もう、開けてビックリはいたしません。
でも、プラン通りにするためには、
この筋交いは取らなければならないので、
同じだけの補強をバランス良く行えば
構造上もノープロブレムなんです。
↓今回の記事の前の工事画像↓
では、取っちゃいましょう。
1.before
◆向かって左の筋交い(ばってん)を取ります
2.先ず天井、次にプレート、そして筋交いの順で撤去
◆筋交いを引き去り中
3.右がばってんになり、間柱ともに撤去完了
◆二部屋が一部屋になった瞬間です
取って終わりではありません。
筋交い2本差し引いたので、
他で補強して差し引き0に
しなければなりません。
筋交いとは何でしょう?
地震や風圧で建物に掛かった水平荷重に
対抗する「つっかえ棒」の役割とともに、
上下階からの荷重を伝える「力の伝達者」
としての役割もあります。
つまり、有事の際にはかなりの力が掛かる場所。
だから、筋交いの取り付く柱は1本1本、
N値計算法という専用の計算式を用いて
必要充分な金物で補強を行います。
4.筋交いと柱の両端を金物で補強します
◆筋交いには筋かい金物
◆柱には引き抜きに耐えるホールダウン金物
抜いた筋交いは2本です。
1本は右へ移動しましたが、
もう1本ありますので、
その分は奥の壁へ移動です。
5.もう一つの壁にも補強
◆合板を張りました
こうすることで筋交いを取ったとしても、
構造上の安全を損なうこと無く
間仕切りの撤去を行うことが出来ました。
▼参考記事
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☆残した壁は上手い利用法を考えたので、仕上がりをお楽しみに
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