住まい力を引き出す永瀬です。
今回は具体的な珪藻土の壁・天井の
欠け・傷の補修方法です。
☆参考☆
珪藻土の欠け・傷の補修方法~1.材料
●before画像です
◆付箋左側の上に丸い傷があります
1.霧吹きで傷に水を掛ける
◆吸水性が抜群なので4~5回シュッシュと吹く
2.珪藻土の粉を付けた化粧パフを叩きこむ
◆惜しみなくタップリと!
3.周辺より盛り上がるまで1~2を繰り返す
◆カサブタ状になればOK
※この傷の箇所は、『霧吹き⇔パフでのはたき込み』を3回繰り返しました
4.乾燥するまで、しばらく放置する。
※目安は霧吹きの色が消えるまで。冬季は20~30分です。
5.出っ張り部分を#240の紙やすりで磨く
6.出来上がり
何処に傷があったか分からないでしょ?!
なお、パフを使うのは直径1cm以下の小さな傷や、
うっすらと亀裂が入った位までです。
それ以上の大きな欠けや傷のには向きません。
大きな傷や欠けの場合は練り物か、
粉末珪藻土に水を加えて練って、
樹脂製かゴム状のヘラで擦り付けましょう。
練る場合の加減ですが「耳たぶ」位の
軟らかさが目安となります。
必ず、珪藻土を擦り付ける前に、
霧吹きでよ~くシュッシュと湿らせましょう。
珪藻土は水分をあっという間に吸い込んでしまいますので、
下地が充分湿っていないとパサパサになり、ヘラで上手に伸ばせなくなります。
練り物を使う場合は、上記手順が
「2.粉状の珪藻土をパフで叩きこむ」⇒「2.練った珪藻土をヘラですり込む」
に替わるだけです。
☆広範囲は「練り物+ヘラ」が便利♪
自然素材とは「少しの不便」と
必ず付き合わなければなりません。
それをなくすために合理的に
化学製品で固めたのが今の建材です。
全てが画一的で頑強で汚れ防止に優れ
大量生産出来るからコストもお得。
それでも、健康や本物志向で
自然素材を選ばれたのであれば、
こうして補修方法等さえ学んでおけば、
ずっと仲良く付き合っていけるのです。
その代わり、可愛がれば可愛がるほど、
半永久的に利用する事も出来ますし、
愛着も沸くし身体にも良い!
どうぞそんな自然素材、珪藻土さんを
可愛がってあげて下さいね♡