住まい力を引き出す建築家
永瀬絵美です。
職人の世界には「手間返し」
という風習が有ります。
自分の現場を手伝ってもらったら、
工賃を支払う代りに自分も
同じだけ手伝う事で、
お金のやり取りを相殺します。
昨日はお休みでしたが、私の代わりに
棟梁が現場へ行って足場の片付けや
職人の監修をしてくれました。
次の現場の図面描きや
プランご依頼の対応で、
私が全然現場へ行けていません。
そのため、とうとう見兼ねたらしい^^;
沿岸で滅多に真夏日すらない湘南も、
この週末は連日33~34℃。
汗だくで戻って来た棟梁に、
ささやかながら「冷やし中華」を
作って振る舞いました。
私からの手間返しです。
職人さんは長年付き合っていると、お互いに「ここまで言えば分かってくれる」等の“手の内”が分かるのですが、やはり気持ちや彼らの仕事は尊重したいもの。
棟梁や職人さんあっての家づくりです。私が色々と足りなりなくて、随分助けてもらっている事も本当に多いです。みんなが大きな車輪になって初めて出来る良い家づくり。職人さんのお陰です。
棟梁は黙って食べていたけど、私も改めて感謝の気持ちは述べていないけど、感じてくれたかな?