105歩目 「ヴィンテージ」 後編 | ナチュラルファッションとお散歩と。。。

ナチュラルファッションとお散歩と。。。

お洋服の制作と日常生活でのさんぽ道などをご紹介・・・

こちらは後編記事になります。

前編は こちら から

 

 

 

 

 

浅草の浅草寺を出まして、本来の目的地「アミューズミュージアム」へと向かうことに。

向かうと言っても実は浅草寺のすぐ隣にあります。

出る門にもよりますが、二天門からは歩いて10秒。

最初、近すぎて分からず素通りしちゃいました。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「美しいぼろ布展~都築響一が見たBORO~」

今回、自分が前からとても見たかった展覧会だったんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「BORO」

 

ローマ字表記されたそれは日本語のボロボロから来た言葉だそうです。

その昔、日本の一般庶民がまだ貧しかった時代

衣類や寝具を気軽に買えなかった頃のこと。

当時東北地方では気候的観点から綿花の栽培がとても難しく

布はとてもとても貴重品でした。

豆粒が包める大きさなら捨てずに取っておくという言葉からも

その貴重さがわかると思います。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな、当時着用されてきた粗末な布を襤褸(ぼろ)とか(らんる)と呼んでいたそうです。

上でも書きましたが雪国では綿花の栽培が難しく、その代わりに麻を育てて糸にし、布を織りました。

冬の寒さは今も昔もそうですがとても過酷で、着ることを放棄することは死を意味すること。

小さな布の切れ端や糸屑さえも大切な財産だったそうです。

一着の着物を何世代に渡って着ることは当時としては当たり前の事で、

過酷な寒さから身を守るため、それこそ生き延びるために

麻布同士を重ね合わせ、刺し子を施して補強していたそうです。

それが年月を経てまたボロボロになった着物は捨てることなく細く裂いて、糸に見立てて再び新しい布を織ったのです。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今やその「襤褸」(らんる)の持つバックグラウンドやテキスタイルそのものとしての美的感覚が

世界のアートシーンやファッションの世界から注目されているのだそう。

 

自分自身、難しいことは分かりませんが単純に生地感や色の配置が素敵だなって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刺し子された生地たち。。。

この、模様の正確さ、細かさに惹かれますが

何よりも材料の乏しいこの時代でも何とかオシャレに過ごしたいという美的感覚が素敵なんです。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

展示物の一部は手を触れることはNGなのですが基本、手にとって、そのものの持つ素材感や空気感を感じれるようになっています。

もちろん、撮影もOKでした!

手に取るだけでさらさらと崩れてしまうんじゃないかと思われたものでも

案外しっかりしているので驚き。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現代のヴィンテージ加工ではなかなか再現できないような圧倒的な佇まい。。。

麻布の藍染なのでしょうか?

年月を経て色が褪せ、その上から刺し子で生地を足し、さらに年月を経て朽ちて・・・

その膨大な手間と時間の中で生まれたもの。

 

 

 

 

 

 

 

表面だけではなく、裏側もしっかりと刺し子で補強。

少しでも大切な生地を長持ちさせるための工夫と努力が垣間見えますね。。。

 

なんども書いて申し訳ありませんが、当時布というのは本当に貴重品でした。

ある日旅人が村を歩いていた時に家の中から女性の悲鳴が聞こえてきたそうです。

どうしたのかと尋ねてみるとその女性が縫い針を誤って折ってしまったのだとか。

布よりも、糸よりも、さらに針は貴重品だったそうです。。。

糸はなんとか麻布や古布を裂いてでも作ることができる、

ただ

針だけは作ることができなかったんだそうです。

その女性が繕うことが出来なくなった絶望感は想像を絶するものだったのかもしれませんね。。。

(展示物から引用)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ドンジャ」と呼ばれる夜着。

寝巻きとしては恐ろしく大きくて分厚い。

端っこをつかんだだけでもその重量感でビックリしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、貧しかった当時は一人一枚のドンジャは持つことが出来なくて

こんな風に寝るときは裸になって温めあって寝ていたそうです。

時には子供だけではなく、家族全員で入れるように。

なので大きくて、布団のように分厚い。

これだけ大きいと運ぶのにも一苦労しそうです。。。

それこそ、繕うにも大変な労力がかかったと思われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他には消防団?の作業着も展示してありました。

柔道着のような分厚いコットン?

写真からでも伝わる番手の太い糸で織られたであろう生地感。

思ったのですが厚手のコットンは燃えにくいのでしょうか?

水を浴びると重みも増して大変動きにくそう・・・

過酷な仕事だったのかもしれませんね。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒澤明監督の「夢」という映画で衣装を貸し出したそうです。

そのお礼として映画用に新たに作った衣装も展示されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上になります。。。

今回、色々と考えさせられるものを見させていただきました。

「こういう感じ」の服を作りたいというイメージが元々ありまして、そこからこの展覧会にたどり着いたのですが

なかなかにオーラがすごくて圧倒されてしまいましたね。。。

「こういう感じ」の服のデザインなどは次回ブログにてアップしようと思いますが

この展覧会での体験がいい感じに自分の肥やしとなってくれればありがたいです。。。

 

では、長々とありがとうごいざました。

 

 

 

 

 

natural-toastサイトは http://www.natural-toast.comをクリック!

 

ブログ応援して下さる方は下の絵をクリックお願い致します!

 

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓        

 

にほんブログ村 ファッションブログ ナチュラル系へ        にほんブログ村 ハンドメイドブログ 洋服(洋裁)へ       人気ブログランキング

  ナチュラル系              ハンドメイド