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Live Free!! Climbing Free!!

自由でありたいけれど、自由になれない、クライマーの日々

本当は錫杖に行く予定だったけど、クライミングができる天気じゃなかったので、山登りに変更。行き先は、同じ北アでも随分行ってなかった槍ヶ岳でした。

それなりに長時間行動になると思ったので、朝の4時前に新穂高の駐車場を出発。明るくなるまではずっと雨だったけど、明るくなるに雨は止んできて、槍平に付く頃には晴れてくれました。

滝谷やべー。

それまでは暗かったのと雨だったので、一心不乱に歩いてたけど、景色が良いのに足を止めなかったら山の神様のバチが当たるので、槍平から先は景色を眺めつつ登りました。穂高や笠は見事でした。遠くは乗鞍や焼岳も望むことができました。



山の神様ありがとう!

槍の肩の小屋までが4時間10分ほど。軽く休んで槍の穂先を往復してきました。この天気でがら空きなのは、昨日今日悪天の中頑張ったご褒美ですかね、と、数少ない他の登山者も言ってました。




良く考えたらここに来るのは12年振り。前回は就職の直前でした。久々な筈でしたが山の佇まいに変わりは無く、いつもこの場所にいるような不思議な感覚を覚えました。瑞牆や小川山や二子みたいに、足繁く通っていた場所でそう感じるのと同じようなものなのかな。

帰りのことや変な渋滞に巻き込まれたくないので、そそくさと下山開始。肩の小屋まで着いたら、後はのんびり西鎌尾根からの槍平を、山を見ながらのんびり下山しました。千丈沢乗越では槍の西稜を穂高の峰々を心ゆくまで眺めてしまった。普段の縦走ではそこまでゆっくりしないけど、いつになくこの場所を離れ難かったです。

槍の西稜いいなー。


槍平から先はひたすら我慢比べといった感じでした。岩の転がった登山道が歩きにくく、下りの方が登りより時間がかかってしまった。やっぱり下り苦手だなー。

せめてもの報いに、白出沢からは林道を爆走。30分程で新穂高に到着し、下山完了しました。車~槍~車で、30キロ9時の山でした。明るいうちに帰還できて良かったです。

終わってみれば距離はあったけど、累積標高差は黒戸尾根程ではないし危険箇所も槍の穂先だけなので、思っていた程大変ではありませんでした。だいたいコースタイム15時間前後なら1日で歩けるようになってきたので、次は累積標高差3000mかコースタイム20時間前後のルートに挑戦したいと思います。





今日は3ヶ月振りに小川山でクライミング。北海道に住んでいる友人夫婦が来てくれたおかげで、何とか出かける許可が下りました。マジで感謝!

午前中は親指岩と最高ルーフの岩でリハビリ。小川山レイバックで親指岩のてっぺんに立っただけで生き返った気分でした。友人夫婦ともここに来られて良かった。


クレイジージャムは激混みだったので、最高ルーフの岩で笠間のピンキーをリードとトップロープで登る。登る感覚はそんなに変わっていないけど、プロテクションが下手くそかつヘタレになったと感じました。

因みに駐車場に戻る時にクジラ岩の近くを通ったら、誰もいませんでした。クレイジージャムが激混みて、クジラ岩がガラ空きって、凄い時代になったな。

午後からは職場の先輩や某開拓クライマーも交えて、屋根岩下部東面へ。厩戸の皇子をトライしてみた。

以前友人のビレイで行ったことがあって、とにかく悪そうなイメージしかなかったけど、本当にとことん悪くて楽しいルートでした。人工で何とか終了点まで登れたけど、これをリードは遠い未来の課題に思えました。安全性第三と言える根性が欲しい…。

パートナーが登った後にトップロープでギアの回収をさせてもらったけど、2~3箇所全くムーブができない場所があって、長い戦いになりそうです。何はともあれ、小川山の岩だけでなく、久々に会った友人夫婦にも癒された1日でした。


久々に瑞牆で遊ぶ機会が持てたけど、岩はびしょ濡れだったので、そういえばまだ登ってなかった不動沢の本流に行ってきました。

いつもの駐車場から入渓して、さっそく小滝が登場。怪我をしても野垂れ死ぬだけなので、自信が持てない所は全部巻いた。




こんな感じの小滝が続き、巻いてもすぐ水線に戻れるので、気楽に水遊びしたい人には丁度いいかも。



核心はカーテン状岩壁下のボルダーの連瀑で、ここは結構緊張した。

ここを越えると不動滝まで荒れに荒れた川原を歩く。台風の爪痕が凄まじい。

ここから先は急に渓相が変わって暗い沢を詰める。いくつか小滝はあったけど、下部の方が綺麗で面白かった。

摩天岩の少し先に朽ちた木こり小屋があって、ここで引き返す。半日遊ぶには丁度良い所でした。初心者連れて来ても楽しめそうです。

最近多摩川の淀んだ流れしか見てなかったけど、不動沢で心の淀みが洗い流されました。秋シーズンはもうちょっと来たいなー。
コロナとは関係無く最近の休日は午前中しか遊ぶ時間が無いのですが、今日はたまたま嫁が休みだったので山に行ってきました。

勿論晴れてれば岩に行ってるけど、岩は問題外の天気なので、行き先は甲斐駒へ。ここ数年雨の日ばっかなので、最後に晴れたのが何時なのか分からん…。

駐車場に到着時は勿論雨。そして天気とコロナのせいなのか、今まで見た中で一番ガラガラな駐車場でした。

樹林帯の中では雨は気にならなかったけど、七条小屋の手前辺りから雨風が強くなってきて、あまりの寒さに八合目の岩小屋でまったりしてしまった。また赤蜘蛛登り行きたいけど次はいつになることやら。

山頂は当然雨のなかだったけど、時折雲の切れ間から稜線を眺められたので、高い山に来た気分になれました。目標は4時間以内だったけど、ちょっとオーバーしてしまった。条件が良ければ次は行けるかな。




下りもずっと雨で標高が下がるほど不快な気温になっていったので、ガンガン下る。何度か足がつりそうになったてしまったけど、下りは今までで一番早かったかも。車~山頂~車で7時間切れたのも初めてでした。

4月からはクライミングをサボって走ってばっかいたのですが、平地のランでもそれなりに成果はあったのかな。あとは最近始めた赤ぼっこランもやればやる程強くなれるような気がするので、これからも継続していこうと思います。

あとは走りの大会も出たいけど、コロナで辞退せざるを得ない感じ。かくなる上は誰にも会わなそうな山を走りまくるってもんかな。


ぼちぼちジムが営業を再開し始めたので、今日は子連れで初飯能ベーキャン。

都内のジムがまだやってないので、平日で金曜の割には人が多いような気がしたけど、密には程遠い感じでした。まあ専門家じゃないので、どの程度が安全か分からんけど。

この2ヶ月は懸垂と保持力トレーニングは多少やってたけど、やっぱりクライミングの動作はそれと違うようで、体はびっくりする一方でした。どのみち遠くに行くのは自粛な感じだし、子供の学校が軌道に乗ってくれないとクライミングどころじゃないので、ゆっくり戻して行く予定です。

最近も暇すぎて色々なことに手をだしていたけど、ジムや近場の岩が登れる以上家にいる理由は無いからな。台所の鉄人を目指したいところではありますが、ぼちぼち本業に戻りたいと思います。

参考までにここ最近の成果。





駄目人間まっしぐら…。
特に何をやったという訳ではないのですが、1ヶ月以上クライミングしない生活が初めてなので、その備忘録ってことで。

何処にも行けないので食に走るというのは万人と一緒で、今まで作ったことのない料理をやってみました。


揚げ物に走り(油がもったいないので続いただけ)。


人生初のクッキー。極めれば行動食を買わずに山にいける!


実は魚をおろすのもオンサイトトライ!


燻製作り。これでつまみも作れるので残すは密造酒か!?

ジャムった(笑)。

そんな訳で不謹慎かもしれませんが、楽しくやってます。正確に言うと、どんな状況になっても楽しめることを見つけようとしているって感じですが。

コロナのせいで仕事を失った人、苦しんでいる人が沢山いるし、うちの子供も学校に行けてないので、この状況が楽しいとは思ってしません。しかし、自分は仕事が天変地異が起きても無くならない上に、衣食住が保障された生活ができているので文句は言わず、今できる範囲のことを楽しんで行こうと思います。

そうは言っても早く登りたい~。遠出はできないから、近くのジムで登って応援するようですね。
家の事情により今日が自由に遊べる最後の休日なので、花崗岩慣らしと心の財産形成で十一面の末端壁へ。



天気予報ではドピーカンの筈が、朝から寒風が吹き荒んでいて危うく戦意喪失するところでした。アップの調和とペガサスは問題無かったけど、アストロドームではムーヴ忘れと寒さにやられて、再登に2便かかってしまった。

昼過ぎに風が止んで暖かくなってきたので、玉砕覚悟でトワイライトをトライ。何度か諦めそうになったけど、落ちたくない思いが勝って何とかリピートできた。ピートの本でワイドを登るために必要な能力の割合は、5割が技術で3割が体の向きみたいなことが書いてあったけど、トワイライトで一番大事なのは諦めない心だと改めて思ったのでした。勿論基礎の技術と体力は必要なんだろうけど。

初めて登れた時程の感動には及ばないにしても、登れるかどうか分からない不安に打ち勝った後のお昼寝テラスは最高です。

この後は良い時間だったので、トワイライトをもう1回と春うらら1P目を2回トップロープで登って終了。着いた時はどうなるかと思ったけど、終わってみればいつものことながら良い1日でした。


今日の夕焼けはいつも以上に魅入ってしまった。

折角シーズンインしたのに暫く離れてしまうのは残念ですが、瑞牆が自分の一番好きな場所だと最後に確認できて良かったです。次が何時なるか、案外すぐに来れるかもしれませんが、何時来ても登れるように近場で頑張りたいと思います。

今日は(多分)今シーズン最後の二子。

片手間でできそうなルートをやるよりも未来の宿題を作りたかったので、前回に続きジョナサンリビングストンシーガルをトライ。

1便目は岩が暖まるのをパートナーが待っているのを良いことに、長々とムーヴを探らせてもらう。そろそろ降りようと思った時に出来なかった部分が突破できて、終了点までも何とか抜けられた。一応ムーヴはだいたい分かったけど、繋げてきてこれかよーと叫びたくなるくらい悪かった。体感では11a/bくらいの後に1~2級と3級のボルダーが乗っかっている感じ。

そして、落ちても大丈夫とはいえランナウトがなかなかのものでした。ボルトを打っても岩とクリップが大丈夫な所を選んだらこうなったのだろうけど、開拓者の心意気を感じられたのでした。

次のトライでトップアウトできる自信が持てなかったので、長ヌン垂らしたり掃除をしまくって下降。2便は何とかムーヴで抜けられたけど、3便目は指が限界で長ヌン無しでは抜けられませんでした。

どのみち今シーズン中にこれを登るのはかなり厳しいので、ヌンチャクは回収しました。登れないのは悔しいしランナウトにビビりまくりだったけと、とにかく楽しいルートでした。ヌンチャクかかってなくて、自分が登れるか分からないところに突っ込んで行くところにクライミングの醍醐味を感じます。

登れなかったけど、何とかルートの全容を掴めたので、これを目標に下界でトレーニングに励みたいと思います。

今月中に岩場に行ける日はあと1日残っているけど、今シーズンの二子はこれで終了。ここに通っていた頃は限界グレードを上げるために過ごすことが多かったけど、今シーズンはフィジカル強化のためにRPよりも便数を増やすことを意識して登ってみました。それが功を奏したのか、12月に来ていた頃より明らかに調子が良くなり、今まで登れなかったルートをRPやトップアウトできるようになりました。

瑞牆だけでなく二子でも隙間産業をやっていたような感じでしたが、この登り方が今の自分には合っていると思うので、来シーズンも二子に来れればこのやり方でいきたいと思います。

今月最後は瑞牆で締めたいところですが、天気がどうなることやら…。雨で二子に来てたら笑って下さい。



今日は近場しか行けない日なので神戸へ。一昨日の雨で染み出しがどうなるかと思ったけど、幸いなことに岩はカラカラに乾いてました。

あまり時間が無かったので、アップ後カラヤブリをトライ。

1便目は核心でいきなり出鼻を挫かれて、後は各停。とりあえずムーヴは分かったつもりになったけど、最近物忘れで2便目はムーヴを間違えてしまった。3便目も最後の最後でムーヴを間違えたけど、何とか堪えてRP。登れたのは良かったけど、相変わらず物忘れに悩まされた1日でした。

最後に御開帳を触ってみたら、ムーヴが悪すぎてびっくり。カラヤブリと同じグレードとは思えませんでした。次行く時はフレッシュな状態で挑みたいと思います。

岩場の滞在時間は短かったけど、充実した1日でした。これくらいでも岩を触れれば幸せですな。