こんにちは あっこ先生です。
今回の寒波で 新潟市も雪景色
お山の方は豪雪で大変そうです・・・
そして冷えるためか
人間もワンコさんも
1月は消化器症状のコが多い気がします
ひとくちにいわゆるお腹壊した=下痢と言っても
どうしてそうなるかいろいろなことが考えられます
西洋医学では下痢は壊した状態ととらえますが
~だからおなか壊しちゃったって言いますが
私は下痢はお腹の大掃除だと思っています
むしろ「お掃除してくれてありがとう」の状態です
お正月に食べ過ぎ飲み過ぎな時は
「ギブアップって教えてくれてありがとう」ですね
だから薬でむやみに止めないほうがよい
今流行っている感染性の下痢 例えばノロウイルスにしても
小腸の上皮細胞で増殖するので下痢を起こしますが
逆に下痢して感染してしまった自分の細胞ごと
体外に追い出そうとしてる! がんばれ私の体!
ってとらえることもできます
まあノロの場合症状が激烈なので
そんなふうに考えにくいのですが・・
犬や猫さんでも
明らかに食べ過ぎがわかっている時
ヘンなものを食べちゃった時の下痢は同様です
24時間ごはん抜きで
胃腸の粘膜が新しく健康なものに変わるのを助けてあげましょう
ただし!お水はあげてくださいね♪
体の反応である下痢は
お掃除が終われば止まります
犬は食べたものが胃から出るのに
早くて2時間
小腸を通過するのに1時間
大腸を通過するのに1時間
という研究があります
でも食べたものの内容によって通過時間は差がありますし
肉食に近い雑食の犬は
おそらくもう少し時間がかかると思います
すべてが通過して 空っぽの状態で
使いすぎた胃や腸の粘膜が入れ替わるまで
24時間みてあればよいかなと思っています
だから1食か2食 抜いちゃいましょう
さて・・・
24時間絶食したのに続く下痢
この場合は動物病院で診てもらうことをお勧めします
下痢が続くと体の水分が余分に出ていっちゃうので
脱水します
当然喉が渇くわけで ガブガブ飲むと
再生しようとしている細胞さんにはちょっとよろしくない
だからです
獣医さん的には下痢は
小腸性の下痢
大腸性の下痢
に分類します
さらに
急性の下痢
慢性の下痢
でも分けて考えます
そして原因に応じてお薬を処方します
代替療法では
それぞれの個体が どうしてそうなったかの方に重点を置きます
漢方はよくオーダーメイドと言われますが
全くそのとおりだと思います
「どうして 小腸性の下痢になったのか」
冷えたのか ストレスがかかったのか
冷えたとしても
その反応の仕方も個々によって違います
下痢になる場合もあれば
思いっきり風邪を引くこともある
その「個」その「動物」を診るのです
例を上げれば ホメオパシーでは
本当に細かく問診をします
ストレスの下痢だとしても
これから起こることへの不安感からくる下痢と
つねに精神的に不安な時の下痢とは対応が違ってきます
冷えも
冷えた後の朝方に下痢になるのか 夕方になるのか
どこが冷えたか お腹?後ろからの風が首すじに当たった?
なんで冷えたか 冷たい飲み物を飲んだ? 寒い日に長時間外に居た?
それぞれの特徴をかけあわせて
最適なレメディ(西洋医学のお薬のようなもの お薬ではありませんが!)
を選びます。
とまあ お腹の問題について
私が思っていることをちょろっと書こうと思ったら
次々書きたいことが出てきて
収拾がつかなくなってきました。
動物の体は機械ではないので
壊れたから直しましょう!というほど簡単ではないから
むしろ本来体が持っている治す力に手を貸したほうが
安全安心早いです
その方法として
西洋医学があり
代替療法がある
手の貸し方を選んであげるのが
一緒に暮らしている私達人間
だから選んであげるための知識を得る努力は
不可欠です
ということで とりあえずこの辺で・・・
※知識を得るためにおすすめのサイト
子犬の部屋
犬と暮らす
http://dogtoclass.com/?page_id=2