”Please keep in touch!”

外国の友人とのやりとりに、かならず入れてきたこの言葉。学生時代に少しばかり、イギリスの語学学校に通いました。場所柄、フランスやドイツ、東欧などヨーロッパの子達が多かったので、そこで出来た友人と会うためにはお金も時間もかかります。だから手紙やクリスマスカードのやりとりになるわけですが、学生時代と違って、ほとんど英語に触れない社会人生活。英語で文章を書くのは億劫になり。

手紙やクリスマスカードの末尾に”Keep in touch(連絡とり続けようね!)”と入れながらも、なかなかできずにいて、「フェイスブック繋がってるからいいや!」と割り切っていました。

でもただ一人、いつも年に1回、長い手紙をくれる友人がいます。スイス人の男の子、といってももう33歳くらい?出会ったときは20歳だと言っていました。
イギリスには何度か留学していて、一番初めの留学で、同じクラスになって仲良くなったのが彼でした。仲良くといっても恋愛ではなくて、ただ本当に友人として。ドイツ系スイス人なのですが、この人種は何となく、真面目度合いが日本人に似ています 笑。みんなで待ち合わせをしても、時間通りに来ているのは私と彼だけ、という状況がよくあり、それで話すようになったのだと思います。クラスもおなじだったので、毎日一緒だったし、ハイキングだとかバーだとか、また数人で旅行に行ったりなどもしました。

彼の手紙はいつも青いボールペンで書かれていて、5枚以上ある長いもの。
彼の近況や最近思うことなどが延々と述べられています。今回のものは、クロアチア人の彼女ができたこと、その彼女と結婚しようと思っていてクロアチアで同棲を始めたこととそこで起きた課題、そしてスイスで両親顔合わせをしたが、お互いの両親の言語が違うから大変だった、、、などなどが語られていました。なんだか小説みたいな話。あまりにも自分には遠い出来事。でもそれが以前はあんなに近くに、ずっと毎日一緒にいた人の日常なんだなと思うととても感慨深いし、本当に起こっていることなんだな、、としみじみ。

こういう「しみじみ」はやりとりが続いているからこそできるもの。なかなか億劫ではありますが、楽しんで続けていきたいとおもいます。

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いつも大量のチョコレートと一緒に送られてきます。
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語学学校時代、授業で「ちょっとした幸せ」について話すことがあって、そのときにうさぎが「毎日、チョコレートをひとかけだけ食べるのが密かな楽しみ!」という話をしたことがあるけど、まだ、覚えてくれているのかな。


via TOKYO USAGI DAYS
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