KADODE OOIGAWA ちょこっと解説(1)緑茶B.I.Y.スタンド | 団長ブログ「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」
新型コロナウイルスに関する情報について

団長ブログ「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」

元アトラクションプランナーにして、観光プロデューサー。そして現在は企画プロデュース集団「トコナツ歩兵団」を率いて様々なプロジェクトを仕掛ける団長/プロデューサー/プランナー/小説家・渡部祐介が、「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」する!

さてG.W.間近。

お出かけスポットとして、改めて僕らが6年の歳月を費やした、静岡県島田市の緑茶・農業・観光の体験型フードパークKADODE OOIGAWA(以降、KADODE)を紹介。

 

コロナ禍という難しい時間の中だが、この3月には来場者30万人を突破。

ぜひ遊びに来てほしい。

 

まずはKADODEの心臓部、「緑茶B.I.Y.スタンド」を紹介。

16種に分けられた緑茶を茶葉とお湯の温度、淹れる時間によって自分好みの緑茶を持ち運んで楽しんでもらえるようにしたのがここ。「体験」として緑茶を選び、煎れ、持ち運んで楽しんでもらうため日本初の提供方法をデザイン。

ちなみに完成までに最も多くの時間とアイデアを費やしたのがここ。

KADODEと茶業センター、建築、空間デザイン、グラフィック、オリジナルボトル、英訳スタッフなどの様々な努力が結晶している。実際のところ最後のグラフィックが決定したのはOPEN1ヶ月前を切っていた。

 

-KADODE OOIGAWA MANDARA GREEN TEA-

前哨戦としてJA大井川と共に、JA大井川の約100種類の銘柄を整理して16種のMANDARA GREEN TEAを作るところからスタート。茶葉の種類、製造方法(蒸しの長短、火香の強弱)、水色、香りなどから試飲を繰り返した。トコナツは島田市緑茶化計画の延長線上にKADODEを捉えていたことから、ベースにしたのは島田市緑茶化計画のSHIMADA Green Ci-Tea No.1-4。これに蒸しの長短と火香の強弱をさらに拡大させて16種へ。3つの生産地と工場のバランス、試作など、KADODEのメンバーの粘りと茶業センターの皆さんの努力が結集し、約2年かけてMANDARA GREEN TEAの中身が完成。日本発のブランドを意識して平仮名をベースにグラフィックをデザインしている。

残念ながらコロナ禍により現状ではインバウンド需要を見込めないものの、コロナが明けてインバウンドが復活してきたら、さらに面白いことになると期待しているポイントでもある。

<<<KADODE豆知識>>>

当初は緑茶は25種を目指し、真ん中のセンターを作ることを考えていた。だがゲストには微妙な味の違いが分かりにくいこと、生産体制の問題、センターを作ると皆がそこを頼んでしまいそうなど、様々な理由から16種に落ち着いている。

 

-16本の茶柱-

次にゲストにインパクトを与えるために茶柱をデザイン。この茶柱や後述するB.I.Y.スタンドのデザインだけでも、空間デザインチームから巨大な本棚と茶缶、神殿など、おそらく数えたら100近いデザインが上げられていた。MANDARA GREEN TEAのグラフィックと、おおよその提供方法が固まってきて、16本の茶柱が完成した。

(開発途中のラフスケッチ)

<<<KADODE豆知識>>>

基本計画時、J Aやトコナツから出ていたのは新東名から見えるほどの巨大な1本の茶柱。残念ながらその投資額に見合う効果が見出せず没となっている。ちなみにのちにグラフィックも含めて象徴的に使ったKADODE提灯は島田駅前の杉本提灯店さんに作っていただいている。

 

-BREW IT YOURSELF-

同時にこれをどう提供するか。製造方法、味の違い(味覚MANDARA)、緑茶診断、緑茶みくじなどから、ゲストは自分好みの緑茶を選び、HOT/ICEを選び、その緑茶に相応しい温度でお湯を注ぎ、相応しい時間で抽出して、緑茶を持ち運びながら楽しめるようにした。

とにかく僕らがこだわったのは「緑茶を淹れる/飲む体験」を気軽に楽しんでもらうということ。

ただ茶葉を売るのではなく、信じられないほどの緑茶の美味しさを、選ぶこと、淹れることも含めてエンターテインメントに昇華させることであった。

そのため様々な入り口を用意。論理的に選びたい人(MANDARA)、感覚で選びたい人(茶柱のハッシュタグ)、相性で選びたい人(緑茶診断)、偶発的に選びたい人(茶みくじ)、味で選びたい人(味覚MANDARA)などなど。次いで淹れる行為自体を楽しんでもらえるように温度と時間を分け、最後にそれを持ち運べるようにした。

結果的に1杯500円ボトル付きで楽しめる緑茶B.I.Y.スタンドは結果的に多くのゲストに楽しんでもらうことができた。

<<<KADODE豆知識>>>

当初ここの名称には提供方法からD.I.Y.という言葉を使っていたが、言いたいことは伝えられるものの、いまいちピントが合っていないと感じていた。その時、翻訳チームから自分自身で抽出することを意味するBREW IT YOURSELFという言葉を教えてもらい、全員が腹落ち。現在の緑茶B.I.Y.スタンドとなっている。

 

この緑茶B.I.Y.スタンドだけでもまだまだいくらでも書けてしまう。(笑)

長くなってしまったので今日はこの辺りで。

 

 

 

★トコナツ歩兵団公式HP http://www.tokonatsu.net/

★トコナツ歩兵団公式FB https://www.facebook.com/tokonatsh/

 

★少女と少年のひと夏のキセキの物語

トコナツ歩兵団団長・渡部祐介

初小説「夏空ブランコ」amazonにて発売中