2019年4月の1ヶ月を使っての集中掲載した「シティブランディングを語る」も今回の5回目で一旦は最後とする。
シティブランディングとは、当たり前のことだが、
住む人にとって、訪れる人にとって、いかに楽しいまちを作るか、である。
総務省が出している統計を見れば分かるように日本の人口は
2053年に9,924万人に、2063年には8,999万人になると予想されている。
そこは15-64歳までの生産年齢人口が50%を切る超高齢化社会である。
その頃には64歳以上も生産年齢と呼ぶかもしれない。
1724もの自治体数は必要でないかもしれない。
主要産業がインバウンド頼みの観光になっている可能性だってある。
国の多額の借金が誰にどのように負担となっていくのかも分からない。
前述のように確実に日本を取り巻く社会は変革していく。
その変革についていくのも、ついていかないのもあくまで個人の自由なのかもしれないけれど。
そんな中で、そのまちがそのまちである存在理由、アイデンティティを持つべきだと考える。
外から見て明確なものであってもいいし、
個人個人の中で不明確だけれどあるものでもいい。
そしてまちの存在理由を作れるのは、まちに対する強い想いを持っている人だけである。
その人たちがいれば、きっと何らかの結果に結びつく。
諦めなければ、きっと何らかの結果に結びつく。
シティブランディングにおいてトコナツ歩兵団がやっていることはあくまで助っ人外国人的な役割に過ぎない。
まちに対する強い想いを持っている人たちに、異業種の技術や経験を伝える。
そしてまちの人たちの想いをエンターテインメントへと昇華させる。
もっとアカデミックに、ロジカルに、マーケティング的にやる様々な正しい方法はたくさんあるだろう。
けれども僕らはやっぱり、人を笑顔にするやり方で、まちを、ニッポンを、アジアを、世界を、
もっともっと楽しくしていけると思っている。
そんなこんなで僕らは今日も日本中を旅しています。
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