2人目のルームメイト・4 | natsuminXポン太郎のガチ同棲日記!

2人目のルームメイト・4






写真失敗して余計なものが映っちゃってますが.....トリケラトプスと記念撮影しました。
たまに行っても江戸時代に入れないままです(;_;)



たまにしかやらない割には、行くところに行き尽くせば飽きそうな気もするピグですが(^^;;)


ここんとこ頻度が落ちてるのでとっとと続き、いきます。


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さて、以前にも触れたけどアメリカンピットブルの3歳の女の子、ヤンチャ盛りのロビン。
ポン太郎は元々の飼い主のリフがポン太郎にロビンを押しつける形で姿を消してしまっても、ロビンの面倒をずっとみていたのだが、この頃のポン太郎は家族行事で実家やカナダに行くことが何度かあったので、ワタシがロビンを何ヶ月間か引き取ることにした。
ロビンの散歩にもよく行ってたので、ロビンはワタシに懐いていたし(ってかロビンは、可愛がってくれる人誰にでも懐くんだけど....)、うちにやって来たロビンは何の違和感もなく、うちでの生活に慣れていった。



ビビったのは当時のルームメイトのジェイだ。
突然ふたり暮らしのアパートにガタイの大きい、仔牛のような犬が割り込んできた訳なので、ジェイには多少申し訳ない気持ちがあった。
でも2人のアパート自体は入り口さえ違うし、プライバシーは完全に守られていたので、ジェイに迷惑をかけないように出来ると思っていたが、どうやらジェイは大きな犬が怖いようだったのだ。
ドアの向こうで吠え声がしただけでビビっていた。



ジェイは最初は決してロビンに近付かなかったが、うちで大勢人を呼んでパーティーを開いた時に、ロビンが来たゲスト誰にでも愛想良く懐いていたのを見て、少しずつロビンに対する態度がうち解けていった。
それを見て、内心気が揉めていたワタシもホッとした。



ロビンはワタシの生活に笑いを運んできた。
帰宅すると、鍵を開けようとしているドアの向こうで、彼女の振る尻尾がバシバシと壁を打ち付けている音が聞こえてくる。
寂しがり屋の彼女は、ワタシの帰宅に狂喜してドアを開けた途端に立ち上がってワタシをハグして、そのままワタシを押し倒して2人で床に倒れ込むことも少なくなかった(笑)
うちに置いてあるクッションは彼女に全部ダメにされたし、外を歩いてて店先にあったボールを1秒で空気の抜けたゴム皮にされてしまったこともある。
散歩途中に公園のベンチで休んでいたら、子供の蹴るサッカーボールを目にしたロビンにロケットダッシュされて、そのまま地面を引きずられて地面に散らばってた割れたガラスの破片で足を怪我したこともある。
ヤンチャで手に負えないが、そんなにボールが好きなら、と何個もテニスボールの硬球や固いラグビーボールの形のおもちゃを与えたが、どれも2日と保たなかった。
すぐに跡形もなく解体してしまうのだ。



身体だけは大きいがまだ子供のままのロビンはパワーが有り余っていた。
マナーが何もなかったので、ワタシは毎日鬼のようにロビンを叱ってばかりいた。
階段を下る時にワタシを引っ張って平気で駆け下りようとするので、危なくてしょうがない。
何度も何度も鬼の形相で叱り続けたら、1週間もしないうちにワタシを見上げながら顔色を伺って1段1段下りるようになった。



その頃久しぶりに帰ってきたポン太郎と夜、ロビンの散歩中に公園で会った。
街灯の下でポン太郎を待ってると、暗闇から近付いてきたポン太郎のシルエットを見て、ロビンは怪しい奴だと思ったらしく、ワタシを庇うようにスイッと前に来て立ち塞がって、思い切り大声で吠えて威嚇した。
普段ワタシに怒られてばかりのお子ちゃまなロビンがワタシを庇うなんて、思ってもみなかったのでビックリしたし嬉しかった。
ポン太郎はロビンに忘れられてしまったのかと少なからずショックだったようだ(笑)



その頃、ルームメイトのジェイはだんだんとお金に困っていたようだった。
家賃はちゃんと入れてくれてたが、バイトのお金だけでは生活費に困るようだった。



ジェイは遂に決意して、実家の父にお金を借りようと一旦カナダに行った。
だがそれはかえって彼の父親を怒らせ、カナダに帰国して働き出すように諭されたようだった。
戻ってきたジェイはしょげながら、もっとここに住みたいけれども7月いっぱいで帰国しなければならなくなった、とワタシに告げた。



.....こうして最高のルームメイトを得たのも僅か半年ほどで、またワタシはルームメイト捜しをしなければいけないハメになった。
ワタシは常に誰かをアテにして家賃を払っていかなければいけない事にすっかりウンザリしていた。
それで、ワタシも8月の契約更新をせずにここを出て、ひとり暮らし用のアパートを見つけようと考え出した。



だが、そこにジェイに代わって同居の申し入れをしてきたのがポン太郎だったのだ。



つづく~。