​東京駅🧱


 たまにしか東京には足を踏み入れない。埼玉から電車に乗って来ると北千住でまず「うわー人がいっぱい」と思い、東京駅なんかに来たら「うわーこっちも人であふれてるぅ。」と思う。






 見てみて、直線の世界だ。なにもかもが秩序よく並べたてられている。


 東京っていうものはだ、時々物見に来るところであって、毎日通う場所ではないなあと思う。いっぱい人がいてさ、でもすれ違う人同士はお互いに一切干渉することなく、イヤホンをしてスマホの画面に目を落としながら、ぶつかることもなく器用に凄い勢いで通路を歩いていく。


 都会に染まれば歩きスマホをしながら人にぶつからずに歩くなんて簡単で。だけどそこから一度抜け出して〈ひとり当たりのスペース広め〉の田舎生活をしてしまったら、人だらけの東京ではもう上手に歩けはしない。




 数年前は、毎日東京駅のコンビニでレジを打っていた気がするのだが、、そこからしばらく離れてみれば、この駅舎を改めて珍しいものとして写真を撮ることも出来るようになる。


 あの頃には全くテンションの上がらなかった東京駅の駅舎に改めて「うわあ、レンガ造りだあ!」と喜べるようになるとは実にコスパがいい。


 だって駅舎眺めて写真とって喜んでブログにあげるって、交通費だけでこんなに楽しめているんだからね。あぁこの世界は今日も平和。東京ってたまに物見に来るのならば面白い。



 みて、何このソファ。通路にあるだけの待ち合わせ場所だけの役割のくせに、真ん中にわざわざみたいなのが植わってらあ。都会はすげえなー、隅から隅まで金がかかっている。


 丸の内にオフィスがある会社に勤めている人が言っていた。「皇居ランをしている人をよく見るからさ。あれ運動不足解消にいいなーと思って。朝早く来て走ってシャワーでも浴びて出勤しようかなって。それでこの辺りのシャワー代金調べたらさ、1回1500円とかするの。荷物を預けられるわけでもなく、大浴場があるわけでもなく、シャワー1回浴びるのに1500円だって。あんなの高級ランだわ、1500円あったら流石の丸の内でもランチ食えるわと思って諦めたわ。」と言っていた。


 いやー東京(駅周辺)って大変だわよ。金が湯水のように消えていく。コーヒー1杯からして値段が違うぜ。


 でもそういうものに一々高いって思っちゃいけない空気感あるよな。なんか余裕な降りして出さないといけない感があると思うんだ。


 うわー大変。まあいいや、今日のごはんは人(家族)が払ってくれたから。誘いにのって行くのは正解、丸の内は自分から行くのはねえな。高いごはんてさ、美味しいんだけどさ、死ぬほど腹いっぱいになるから、翌日体調悪いんよ。これだけはまじでどうにかならねえかな。





 じゃあねー、人類。東京の物価高いゾーンにはたまに行くと、「ふぇー!」って思って面白いけどさ、まあ疲れるわ。人がいっぱい居て、良くも悪くもエネルギーが強過ぎるわな。資本主義の頂点みたいな場所。


 「バリバリ仕事出来まーす、シャキーン」みたいな人もほんとうは疲れてるんかなーとか、勤め先は丸の内でもそっから1時間電車に乗って帰るんかなーとか、そういう現実的なことを考えるとさ。あぁみんな人類、東京で頑張ってるなあ。わしは北海道でテキトーにのどかな夏休み花火をしてくればそれが幸せだなあと思ったり。


 そんな感じで、たまーに都会にきてみた話でした。でも埼玉もさ、手軽に東京に来れるって意味では、田舎いなか言っているけど、まあさすがに首都圏、便利だな。まあその便利さなんかは捨てて、北海道に行くんだぁ。東京の謎の金のかかったビルで高いごはん食べるよりも、多少不便だとしても北海道の大地の「どこまでも畑ー🪓」みたいな景色を眺めている方が自分としては幸福度が高いから。まあそんな感じだな。


 ばいばーい、人類。今日も明日も地球でテキトーに暮らそうね🌏