​乗ったら皮をむけ。




 こんばんは、冬です🍊


 この時期に日々溜まりゆくものといえばみかんです。家でおやつや果物を食べる習慣はありません。柿まみれシーズンが終わったと思えば、ホッとする間もなくそこらじゅうからみかんを貰います。「ウチの庭で採れたの」「愛媛から送ってきた」「いっぱい買ったからあげる!」ありがとうございます。どうやって消費したら良いか分からないくらいの量になりました。会社にも持っていきますが、まだまだあります。


 家では食べないので車の中で食べることとします。「乗ったら食べよ」をインストールしました。車に乗ったら、シートベルトをして、カギをポケットから出して所定の場所に置き、スマホも決まった場所にセットして、エンジンをかける。このルーティンの中に「みかんの皮をむく」を入れてやりましょう。


 みかんを食べよ!だと「腹減っていない」「甘いものは今要らない」という思考が働いてしまいます。「食べる」よりももっと前にやるべきこと「皮をむく」を入れこむことで、その後自動的にみかんを食べることが出来るようになります。


 【車に乗る→シートベルトをする→カギ→スマホ→「みかんの皮をむく」→エンジンをかける】に行動アップデートしましょう。みかんの皮をむかないとエンジンがかかりません。仕方がないのでみかんの皮をむきます。皮がむけたみかんが手元にあると自然と食べることが出来ます。皮をむく前だと「あとでいいや」となりますが、

皮をむくと急に食べようという気になります。不思議なものです。


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 「もらいすぎ」「境界線」「もっと他の人に配ればいい」「貰い物を断ることも必要」「無理をして食べる必要もない」「いやいや食べ物は大切に!」「ありすぎるモノにはありがたみがなくなる」


 いくらでも解釈は出来ますが、今回は「普段の行動に(無理やりでも)組み込むと新しい動作も自然と習慣化される」という気づきと実践を経て満足することとします。


 あんなに溜まる一方で見るのもうんざりしはじめていたオレンジ色の物体が自然に消費できるようになったここ数日の喜びはかなりのものです。みかんが溜まりすぎて車に乗るがイヤになりかけていました。それが解消出来ただけでアホみたいに幸せになれる私はきっと幸せなのでしょう。


 ちなみに食べて減りはじめたと思ったらまた今日もたくさん貰いました。「そこの箱に入ってるから好きなだけ持っていって!」「来週にもう1箱くるから!はい袋。」要らないとは言いません。ありがとうございます。この国の食糧事情は今日もとても豊かです。どこかの誰かが「食糧危機到来!備蓄が必須!」とか言っていましたが、私の宇宙には食糧危機は当分こなさそうです。


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 潜在意識レベルにある思い込みが1つ書き換わるだけでその後の人生が全く新しいものになるように。


 たった1つの習慣を変えるだけでもその後の人生が大きく変わる。


 きっとさ。もしもだよ。「車にみかんが溜まるぅ、、」「食べきれない」「仕方ないから捨てる!」とかなったとしたらさ、「私は貰い物を断れない」「食べ物を大切に出来ない」とかマイナスイメージ思いこみが強化されていくわけで。「みかんをあげる」という人の善意だったはずの行動によって私のマイナスの思い込みが強化される過程、これを不幸とよぶのでしょう。


 それが「消費しきれないみかん問題」を「新しい行動を簡単に習慣化することが出来る方法を学んだ」となったらなんとなく幸せな気がするんだよな。日常の些細な出来事を幸せな学びに変えられること。それが人生を楽しく過ごすということになるのではないでしょうか。


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 22:00を過ぎました。夜は眠る時間です。おやすみなさい歩くスター