風街レジェンド 吉田美奈子さん | ・・・の続き

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エヴァ・オーリンも、ペ・ドゥナも、まとめて好き。


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風街レジェンド 1日目が終了したのが23時頃。
ホールから駅へ向かう人々の口からは「よしだみなこ」「よしだみなこ」ときどき「すずきまさゆき」「よしだみなこ」連呼だった。わたしも友人と「美奈子さん、持っていったよね!」と話してた。それくらい 圧巻美奈子さん。

ずいぶん前、松本さんの公式サイト「風待茶房」でチャットが設置されていた。ときどき、紺色の文字の「魔☆」様がお越しになり、ファンと雑談するすばらしい期間がありました。薄ぼけた記憶ですが、たしか一人称の話になり「女性で自分のことを”ぼく”と言うのをはじめて聴いたのは、若いときの吉田美奈子」というようなことを魔☆がおっしゃった。ほおお、ととても強く残る記憶で。その後、美奈子さんに「歌をうたうよう」お勧めされたのも松本さんということを知り、今回の出演者の中に吉田美奈子さんのお名前をみて、巡り巡ってそうきたか!と嬉しかった。80年代は美奈子さんのアルバムを聴き倒していたし、その後ローラニーロのライブ盤とめぐりあい、「あら美奈子さんじゃん すきローラニーロ」と逆逆な聴き方をしてた。でも美奈子さんを生で聴くのは、30年ぶりくらいだった。黒いお衣装、赤のラインがポイントで。髪型はそのまま歌舞伎で激しく毛振りできるようなボリューム。とにかく迫力。

「Woman "Wの悲劇より"」
オリジナルの薬師丸さんは凛とした高音の歌唱。美奈子さんは幅ある自由自在な声、おおおお、ああ美奈子さんの歌だ、声だ、歌声だ。といきなり目頭あつく。ほんと、かつて美奈子さんを聴き倒しているので、つぎのあの音で、あの声出してくるかしら?とか勝手に声の探り合いをするわたし。それが、外れても気持ちいい。すべての声が気持ちいい。サビに行く前から、客席は前のめりで早く拍手をしたくてしかたがない空気が、ぶわーっと広がる。生、ならではのあの感覚。それを感じるのが快感で、ライブ通いがやめられない。すばらしい美奈子世界の空気。完璧な歌詞世界の解釈咀嚼。伝える技術。ああ美奈子さんが三途の川の番人で、わたし見送られている、と体感したもの。あの歌声で見送られたら本望だ。ワンコーラス終わり、お辞儀したところで大きな拍手だった記憶。ほんと気持ちのいい声の幅。まだ何度でも聴きたい。聴きたい。聴きたい。

MC 最初に松本さんに逢ったのは10代のころで。家出少女のような自分を松本さんは 泊まるところないんでしょ、と実家に泊まらせてくれた。宮沢賢治のすばらしさを学んだ。等。おしゃべりもかわいかった。次は「松田聖子さんの」で客席は「おおおお」と。

「ガラスの林檎」
もうコレがすごかった。お衣装の腰あたりの赤いひらひらを両手にもってフリフリしたときから、凄いものが始まる予感があった。いろんなところでいろんなひとがつぶやいたり、書いているとは思いますが。あのピアノとベースが引っ張るスピード。緻密に計算された駆け上る音楽。音楽って、ほんと楽しいんだ。演奏している方々も、ぜったいに楽しいにちがいない。歌う美奈子さんは魔女。わたしは聴きながら、これは毒林檎の歌と命名したくなった。あ、お城の螺旋階段をのぼる魔女だ。スクリーンの美奈子さんの動きにあわせて星が美しく纏わり付く。ガラスの林檎は はっぴいえんど。と以前どこかで松本さんがおっしゃっていたことが、美奈子さんの歌唱で確認ができた。ほんと気持ちのいい音楽。ガラスの林檎がもっともっと好きになった。音楽っていいわ。

「Woman ”Wの悲劇"より」で美奈子さんの見送りで彼岸へ連れて行かれ、その地は天国で。そうこうしているうちにまた「ガラスの林檎」で違うボートに乗せられまた別の彼岸へ。川は1本ではなかった。いきつくところ楽園ばかり。風街だもの。

美奈子さんのステージ、もちろん下手舞台ソデには松本さん。嬉しそうにご覧になっていた。
その後、バンド紹介のインストロメンタル「スピーチバルーン」「カナリア諸島にて」作詞家のイベントで、歌詞のない歌が披露されることのおおきな意味。声がないけれども、客席はみな歌詞を、声を思い浮かべる時間だった。

次 2日目はわたしが2日間のうち一番泣いた「綺麗ア・ラ・モード」 1日目は「卒業」とつづく。









 

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