コーストガード | ・・・の続き

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エヴァ・オーリンも、ペ・ドゥナも、まとめて好き。

エスピーオー
コースト・ガード

チャン・ドンゴン主演、なのだけど

四天王チャン・ドンゴンというカタチではなく

キム・ギドク映画を演じるone of 俳優さん、

という印象。


はぁ。←ためいき。

なんでこうもギドク映画は「わたし」なんだろか。

と勝手に決めつけております。

わたし、なんですう。

舞台は、沿岸警備をする軍隊で

わたしとなんら関わりはないのですが


んもーなんだか。

心臓のそとがわの鱗の存在に気づく、

というか 観ている間、そういう感覚。

映画にそういうブツはでてこないのだけど

そういう ぜんぜん違うイメージを

与えてくれるギドク映画に、ほんと興奮しちまう。


立て看板の向こうへ行けば 即銃殺

という地帯で、民間人が撃たれて死亡。

うったのがチャン・ドンゴン。

死亡した男と一緒にいたオンナが

これまた 歴代のギドク映画に通じる

幸薄げな女性で。気が触れてしまう。

撃ったドンゴンも コワレちゃう。


彼女のフレ方をみていると、なんだか

癒されてしまうわたしは 間違っているのかしら。

もしや前世は彼女だったような気もして。

そこらあたり、胸の鱗が嬉しくふるえる。


悲惨なんですよ、彼女、かわいそう。

でも、「おんな」をすんごく感じるし

それを感じ取れることにしあわせ。

とか 思ってしまう。邪でしょうか。

ああ、これも間違っているのかもしれぬが。


すきだすきだすきだ。

夕日のこちらの鉄条網の螺旋のカーブ。

鉄条網で切り取られると コラージュのような

兵士たちの風景。

ほんと、キレイ。と思うけど


もしやこの映画で不快を感じるひとも

多々いるだろうしなあ。

暴力多しだけど、ドンゴンが蹴られるシーンは

ビリヤード台に隠れてるしィw。