2046 直後ぉ! | ・・・の続き

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エヴァ・オーリンも、ペ・ドゥナも、まとめて好き。

観てきました「2046」。1時間前終了。
ゆうべは「1800円正規の鑑賞料金で」と書きましたが
なんと今日は金曜日、初回上映は1300円。

1300円だったら、それほど憤慨なし。
というかー。キライじゃないですよお。わたしは。
もっと難解で困ったちゃん映画かと思ってました。
また後日「花様年華」と並べて書くかも。

1300円であれだけチャンツィイーのバービー姿を見られれば
嬉しいっすよ。後ろ姿や物腰がほんと綺麗。
予備知識として「乱れちゃうツィイー」というのを知っておいてよかった。
知らずに見に行っていたら、かなりショックで
帰りラーメンも食べられなかったはず。

オンナから観れば、ツィイーパートはすんごく好き。
10ドル札の束を最後わたすとこ。文字通りの「精算」
哀しいし、悔しいし、意地だし。
貯めてたのがしょうもないブリキの箱だったりね。
そこんとこ、観ている男性は理解していただけるのだろうか。
あと、隣の部屋で好きな男が見知らぬオンナとギシギシしてるのを、
壁際で聴く彼女も、はかなく綺麗だった。
そしてそれで達してしまうのでしょうか。
それとも絶望の表情なのか、そのあたり観たひとの感じ方を知りたい。
わたし的には哀しくも前者のロマンを求めます。

しかしー。やはり男性向けだと思いました。
オレさま美学。王様美学。←ウォン様と読んでいただきたい。
観客は、なにを間違えてかの70代女性が5~6名だの
30代主婦グループだの(これがまたうるさい)さすが朝の上映タイム。
最初のキムタクのモノローグで実は、
席を立とうか、と思ってしまったけどね。
でも、それがないと主婦グループは食べつつ喋りつつの、
鑑賞だと思われ、そのあたり「俺モノローグ」も必要だったのか、
と終わってから思います。

近未来には笑った。
そっか。60年代のおっさんの夢はこういうアンドロイドか。
わたしの近未来像は「ダークエンジェル」の廃退した街で、
誰もが完璧じゃないそんな未来なんだけどな。

「乗客はおれひとりだった。だからアンドロイドと抱き合った。」

それにしても全身を写さないのよね。wkw監督。
全身バービー観たかったなー。ほとんど喉から上、しかも横顔撮り。
遠くの座席から観た方がいいかも。この映画。

錯綜する愛の繋ぎ目たち。
その隙間を埋める歌は「歌劇ノルマ第一幕」より”清らかな女神よ”
2046と2047の隙間。
1225と1226の隙間。
1・10・100・1000・10000・100000000


来月は「オールドボーイ」で小祭りしたいでえす。


★追記★

後日、追記を書きました。

2046 「1」の隔たりと借り物
あとひく映画です。