ヤンキーと不良!?
寒いのは苦手だ。早く冬が終わらないかな~(*^.^*)
寒いし、仕事柄、ついつい家に籠りがちになってしまうが、
去年の暮れから新年にかけて、色んな人と会うように心がけ、
ブログで繋がっている人たちと会って、話をする機会を増やした。
何かの目標に向かって、一生懸命に突き進んでいる人って、
男女問わず魅力があるし、応援したくなり、刺激にもなる。
そんな中で、ニュージーランドのある大学に通う女性から、
メッセージをもらって、やっと先日会うことができたんだけど、
驚くことに彼女は、日本の不良文化を研究し、いま論文を書いていて、
博士課程を取ろうと頑張っている。
『原宿ブルースカイヘブン』と『東京不良少年伝説』も読んでいて、
どうしても俺に会い、確認したいことがあるということだった。
色々な話の中で、一番聞きたかったこと。
「ヤンキーと不良は同じですか?」という質問。
色んな人が書いているその手の文献を見ても、(そんな文献が
あることにも驚いた)
ヤンキーと不良は同じで、日本の一流大学の教授に聞いても、
曖昧な答えしか返ってこなかったらしい。
そんな偉い教授より、俺に豊富な知識があるわけじゃないけど、
「ヤンキーと不良は違いますよ」と答えた。
当時、俺が不良だった時代、ファッションのことをヤンキーと
言っていた。詳しく言うと、横田基地などの外にあるEXという
アメリカから輸入した物を置いているショップがあって、
そこに売っているボタンダウンのシャツや、フレアーのスラックス
などを穿いている格好のことをヤンキー・スタイル(ヤンキー)と
言っていて、不良とはまったく違う意味だった。
80年代になってから、不良のことをヤンキーというようになった
記憶がある。「遠藤さんって、昔ヤンキーだったんですね?」と聞かれ、
「ヤンキーじゃねえよ。不良だったんだ」と反発したことも
あったけど、それも面倒くさくなって、「そうだねえ」と曖昧に
答えるようになった(笑)
「私もヤンキーと不良は違うと思っていたので、これですっきりしました」
という彼女の論文に、『東京不良少年伝説』に書いてあることが、
すごく役に立って、欠かせない本だと聞いて、とても嬉しかったし、
彼女の論文にも協力できて良かった。
今では、『東京不良少年伝説』は不良モノの貴重な資料として、
色んな分野の人たちが手にしている、と他からも聞いているし、
そんなもんなんだなぁ、と嬉しくもあり、なんか複雑な心境だ(*^.^*)
それと、はっきり言って、いま半グレとかいう奴らが、
振り込め詐欺や、殺人の容疑などで逮捕され、元暴走族とか、
不良とか、報道されているけど、
奴らは元暴走族じゃないし、絶対に不良じゃない。
元暴走族も不良も、振り込め詐欺や、金属バッドでフルスイングして、
人殺しなんかしない。
そして、犯罪者と不良。非行と不良も違う。ということを
はっきり言っておく。すごく不愉快だから……。
では、また