池田大作先生の講義 世界を照らす太陽の仏法 | nations2のブログ

nations2のブログ

男性の方は「いいね」押すのは禁止です。この文章は女子部教学です。
絶対に男性は来ないでほしいです。もし勝手したら全部消してもらいます。

「地球を包む『世界市民』の連帯」

 

私が第3代会長として本格的に世界広宣流布への行動を開始して60年ー。

 

今、御書に仰せの「地涌の義」そのままに、世界中で使命の友が陸続と立ち上がっています。

【地涌の義】-「諸法実相抄」に「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人、三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや」と仰せられている。

 

現実には、この娑婆世界にあって、誰もが生老病死の苦悩を抱えながら生きねばならない。

 

自然災害や事故、病気や経済苦、また、家庭や人間関係の苦しみもある。理不尽な差別や、いじめにあう場合もある。

 

しかし、日蓮仏法は教えてくれます。「労苦が大きい」ということは、それだけ「使命が大きい」のです。

 

苦境は即、宿命転換の舞台なのです。必死に宿命と戦う中で境涯を開いてこそ、人々の苦しみが分かり、誰も励ませる、慈悲深い人間になるのです。

 

そして、一番苦労した人が一番幸せになるという逆転劇を演じていけるのです。

 

また、世界には、「戦乱に傷ついた祖国の平和のために働きたい」「苦しむ同胞を助けたい」「社会の再生のために貢献したい」と誓って立ち上がった友が大勢います。

 

皆、普通の市民であり、庶民です。それぞれが自身の人間革命を通して周囲の人々に希望と勇気を贈りながら、一国、そして人類の「宿命の転換」を願って立ち上がっているのです。なんと尊極な心でしょうか!

 

今や同志が唱える題目の音声が、全人類の故郷である地球を包み、妙法を持った人材があらゆる分野に躍り出て、人々の幸福のため、社会の繁栄と安穏のため、世界の平和のために奮闘しています。

 

まさしく、久遠の使命によって呼び出だされた地涌の菩薩にあらずんば、到底なしえないことです。

 

「能く能く心をきたはせ給うにや」と仰せの通り、地涌の菩薩は、いかなる苦難にも屈しない「負けじ魂」の菩薩です。忍耐強い菩薩です。それだけ生命を鍛え抜いた菩薩です。

 

しかも、どんな苦難と混乱の時代にあっても、「我、ここで戦わん!」と強靭な生命の空間を広げて、一日一日を生き抜くのです。

 

苦しむ民衆を救い、一人残らず幸福にここに創価の先師・恩師の悲願が

 

インドのマハトマ・ガンジーの魂を受け継ぐ、ラダクリシュナン博士は語っていました。

 

「創価学会の皆様は、これまで常に試練の連続でした。だから永遠なのです。試練を受けることは、ますます成長し、ますます強くなることの証明です」と。

 

【ラダクリシュナン博士】-1944年~。インド・ケララ州生まれ。アンナマライ大学で博士号を取得。ガンジーの研究を通じて平和運動に携わる。1990年~2001年、国立ガンジー記念館館長を務める。池田先生との対談集『人道の世紀へガンジーとインドの哲学を語る』のほか、著書に「池田大作偉大なる魂」「ガンジー・キング・イケダー非暴力と対話の系譜」などがある。

 

”悲惨のない世界”の実現へ

 

牧口先生は戦時下の牢獄で、「広宣流布」の意味を尋問され、「末法の時代、いわゆる現世のごとき濁悪の時代に、その濁悪の時代思想を南無妙法蓮華経の真理によって浄化すること」であると主張されました。

 

さらに流布した妙法が国家社会の上に具現し、戦争・飢饉・疫病等の天災地変を免れ、日常における各人の生活にも安穏な幸福が実現することが究極の希望であるとも訴えられています。

 

この牧口先生の願いを受け継いだ戸田先生は、戦後も、戦火や紛争の絶えない国々の民衆に同苦されつつ、「一日も早く、地上からかかる悲惨事のないような世界をつくりたい」「世界にも、国家にも、個人にも、『悲惨』という文字が使われないようにありたい」と、強く深く念願されました。

 

さらに戸田先生は、広宣流布の姿を、よく「個人の幸福と社会の繁栄の一致」と表現されながら、「社会の繁栄のために個人を犠牲にすることは絶対にいけない」と語気を強められたものです。

 

「広宣流布とは、人間のための社会の建設」であるとも、私たち青年に教えてくださった。

 

苦しむ民衆を救いたい。一人残らず幸福にしたい。世界を平和にしたいー創価の先師・恩師の心に、一点の曇りもありません。

 

私も、また、「民衆と共に。庶民と共に。同志と共に。青年と共に。常に、常に」-会長就任に臨んで記した通りに、民衆の中で、民衆のために生き抜いてきました。

 

これが創価の悲願であり、学会という広宣流布の組織、民衆救済の慈悲の教団の偉大な使命です。

 

だからこそ戸田先生は、未来の経典に「創価学会」の名が厳然と記し残されることは間違いないと語られたのです。