edihの昭和音楽よもやま話

60~70年代を中心に、音楽にまつわる話をアップします。


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前シングル「憎みきれないろくでなし」に続いて、78年1月にリリースした"阿久+大野"黄金コンビによる、「サムライ」

(作詞:阿久悠 作曲:大野克夫 編曲:船山基紀)

 

早川氏デザインのナチス風軍服の衣装で問題となったハーケンクロイツの腕章は「×」に変更されたが、インナーのシースルーにスパンコールとライトストーンを鏤めた大胆な衣装はビジュアル化のはじまりでもあった。

「片手にピストル・・・・背中に人生を」
「それは男には、出来ないだよ・・・」

のフレーズは演歌風な語呂のように思えた。阿久氏の独特の男の世界の詞は、沢田さんも好きではなく歌うのに抵抗があったという。

さて紹介するのは、アルバム・ヴァージョン。

「思いきり気障な人生」(77年11月発売)の中の1曲で、「勝手にしやがれ」の後の7曲目に収録されている。派手派手な曲の後に位置したバラード曲は、楽曲の出来のよさからシングル・カットされたのだろう。

シングル盤はいきなり「片手に・・・」から入るパターンだが、アルバム盤はイントロからのAメロ入り、テンポも遅め、演奏もいたって控えめでシンプル。ハネケンさんのピアノと田中清司さんの重くパワフルなドラミングが目立つ。サビの部分はギターのアルペジオがなく、女性コーラスが曲を守り立てる。

先にアルバムヴァージョンを聴いたせいもあるが、シングル盤はよりドラマチックなリアレンジが、少々賑々しい感じがする。各パートの音が聴き取れる位のスカスカ感が、逆に沢田さんのヴォーカルを引き立てている。最後の最後で、さらにヘビーな田中さんのドラムで、流れは一気にMAXを迎え、劇的なままに終わるといった感じ。曲の長さからか、すぐフェイドアウトするシングルと違って、聴き応え十分だ。



シングル盤のアレンジも悪くはない。ピアノの出だしのイントロのキメもなかなかいい。だが盛り上がりを意識してか多くなった各パートのフレーズがヴォーカルを目立たなくしているように思う。

アルバムからシングル・カットされた曲は、案外飾り気のないラフなスタイルのサウンドが、全体的に聴き心地よく聴こえる。

最初どちらで聴いたかによって感想も様々だろうが、アルバムのシンプルヴァージョンが、本来の「サムライ」の姿のような気もする。
(文中一部敬称略)

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