edihの昭和音楽よもやま話

60~70年代を中心に、音楽にまつわる話をアップします。


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68年「恋の季節」で大ブレイクした"ピンキーとキラーズ"。
長身なピンキー=今陽子さんを売り出すため、強面のコーラス4人をバックに、あえて山高帽をかぶってより大きく見せたのが功を奏した。「♪夜明けのコーヒー~」のキメのポーズは流行った流行った。

72年にソロとして独立。が、ヒットに恵まれずに、迷った挙句に出演したミュージカル「死神」(作、演出:藤田敏雄 音楽:いずみたく 台本:今村昌平) 
今さんはイメージを覆す主役の死神役を演じ好評を得、2年に渡り100ヶ所のロングランとなった。 

サントラ盤アルバムが発売され、なかでもお勧めなのは今さんが歌う

「脱出」

 


(作詞:藤田敏雄 作曲:いずみたく)

ドラムのリズムに続いてベースが入っていくリフがいかしている。ギターはJAZZ風、少々チープなオルガンのアドリブもなかなかもの。
演奏はサントラLPレコードによると"世良譲クインテット"。世良譲氏はTBS「サウンド・イン・S」などに出演された有名なジャズピアニスト。ということは、オルガンのアドリブも世良氏の演奏であろう。

72年10月に、やはりミュージカルで歌われた「夜が終る時」のカップリング曲として再録、「グッド・バイ」と改題、販売されている。

「グッド・バイ」


 

「脱出」と比べ、ジャージーなギターだったのがディストーション系に変わり、ドラム、ベースもよりヒートアップ、ホーンセクションが音を厚くし、ロック風なアレンジはグルーヴ感溢れるサウンドとなっている。
残念ながらこのシングルはヒットせずに終わってしまう。「夜が終る時」 は"今陽子・ピンキーとキラーズ"のベスト盤CDで聴く事が出来るが、「グッド・バイ」は未収録なのはまったくもって惜しい。(92年発売の「グッバイ」は別楽曲)

72年にしては、このヘビーなサウンドはかなり高レベルで、近い将来クリアーな音で必ず聴いてみたい1曲なのである。
(文中一部敬称略)

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