フッたつもりが、フラれました



今年の3月頃、出会い系で知り合い
3度ほどお手合わせをした男である


高身長でオシャレなイケメン風の
男であったが、、


何がイケないって、セックスの後の
あまりの素っ気なさである

女としては愛し合った後、ぴったりと
肌を合わせ、腕枕をして貰いながらの
ピロートークは必須項目ではないだろうか



初めてのその日は、時間もあまり無かった
せいかと納得していたが、、

2度目、3度目と逢瀬を続けるにつれ
これがこの男の普通であると気付いたのだ


セックスが終わると、ササッとシャワーを
浴びに行く
戻って来ても、ベッドにいる私に
近寄ることもなくソファーでアイコスを
吸い出し、自分の話を延々と始める

私のことは興味がないのか、全く質問
することもない
大事にされていないと思ってしまうのも
無理もないことなのである


こんな男と付き合っていても
このままでは自己肯定感が下がるばかり


もう会うのはやめよう、そう決めた


ただ直接お別れを告げるのは、男を傷付ける
だろうし、面倒なことになっては困る

フェードアウトが一番いい

そう考えて誘いのLINEが来ても
何やかや理由をつけて断っていた


断り続けて、もう忘れかけていた頃
男からLINEが。


「おはようございます。会ってください。」


(結構しつこいな、、)


また断ろうとしたものの、意地悪な気持ちで
ちょっと男を試すことを言ってしまった


「会ってもいいですけど、ホテルには
行きません。それでも会いますか?」



その途端、男の態度が豹変したのであった



「何だか面倒になりました。
やっぱり忘れてください。
ありがとう、お元気で。」


「それがいいと思います。
こちらこそありがとう、お元気で。」


「はい」




その後、LINEがブロックされていることを
知ったのだった


例え、もう会わないつもりであったとしても
ブロックされるのは相当ショックなのである


フッたつもりが、フラれた気分



傷付いてしまったのは何故か私の方である



そして、この傷は当分癒えそうにはない