昨日は、なつみのシャント手術の日でした。
 
手術は朝9時から始まり、
昼をまわった15時頃 ICUにて
わたしたちはなつみと再会を果たしました。
 
 




 
おかえりなさい、なつみ。
いいこね。いいこね。
大好きだよ。
 
 





 
 
3時間ほどの予定でしたが
ぜんぶで6時間弱、かかりました。
理由はアレです。
 
 
”点滴のルートがとれない”
 






手に足に、いくら探してもダメで
(針の穴がまた増えた)

ひざ裏をカットダウンしてもダメで
(縫い傷も増えた)


 
最終的になんと、おでこに針を刺して
点滴のルートをとってました。
 
まばら髪のはげちょりんだし
頭にはなんか刺さってるし、
波瀾万丈まっしぐらね、なつみ…。
 
 
この写真はちょうど布で隠れてますが
(さすがのわたしも写真を控えました)
 
かなりアグレッシブでロックな
攻めたヘアスタイルにチェンジ。

母のヘアスタイル変更(2ヶ月も前の)なんて
ありんこの一歩だね。足元にも及ばないよ。
 
 
 






 
 
オペの当日は、術後も麻酔がまだ効いてて
なつみはポヤポヤしていました。
 
今日会いに行くと、
麻酔が完全に覚めたようで、
見るからに痛がっていました。
 
泣けなくても顔を歪めてなくても
わかるんです。

脈拍や呼吸の波形に
なつみの感じる痛さがあらわれてます。
 



というか、
バイタル乱すほどの痛みって
なんなのどんだけよ…って
それを考えるといつも
泣きそうな気分になるんですけど。
 
 
 





麻酔で寝ている間にオペは行われるので、
術中から術後すぐは、本人はぽやーんと
繭玉のなかでやすむ蛹みたいなもんです。
傷の痛みにも無自覚、無感覚でいられます。

 
だから麻酔がきれた昨夜から
今日明日あたりにかけてが
本人にとって正念場。
我慢のピークになるはずです。

 
今日のなつみはいつもと違ってました。
呼吸器で完全に呼吸を管理されてるのに
からだに力を入れてりきんだり緩めたりして
呼吸器の一定のリズムを乱して乱して、
まるであえぐように半開きにした口を動かし
喉から音をもらしていました。
 
足のだんだんもはげしい。

ずっとだん、だん、、だん、と動かします。
カメラに収めたく日々狙う足だんだんですが
今日ばかりは動画を撮ることもさすがに
できず、ただただ、手を取り、
見てるしかできませんでした。
 
頭に傷があってはなでることもできず。
お腹に傷があっては抱きしめることもできず。
 
 
 




 
なつみはいま一時的にICUにいます。
 
おとなベッドにまじって、
いっちょまえに寝ています。
 
小さな体で、だなんて
使い古されたありきたりの言葉ですが
 
でも
 
 
小さな体に痛みを感じて
戸惑うように耐えてる姿は、
親として(親らしいことしてないけど)
肺を握りしめられるような
苦しい想いがします。
 

髪を剃られて頭に穴を開けられて、
皮膚の下をぐいぐい管を通されて、
 
なつみからしたら、
たまったもんじゃないよね。
 
 
 
 
 
 
 
ほか、
ICUはNICUやGCUと違って
面会時間がとても短いので
会える時間が少なくなりました。

はやくGCUに戻りたいな。
 
普通に考えたら、ここは集中治療室
長時間滞在するべきではないので
そりゃ当たり前なんですけども、
居てあげたくても長くいられないのがまた
役に立たない自分だなとトホホな気持ち。
 

わたしが居ても傷が治るわけじゃないし
そっとしておくのが本人にとって
一番やすらぐかもしれないですよね。

そんなわけで病院の待合にあるテーブルで
報告ブログを書いてます。
 
 
 
 
 
 
いまはただ、なつみには眠っててほしい。
なんなら導眠剤投与してほしいくらい。
寝てる間はきっと痛くないから。
 



1秒でも早く傷が治りますように。
 





 
フレンズたちもまってる。

くまくんはICU看護師さんたちによって
ちゃんとなつみヘルプの仕事もしてる。