年が明けた。

 

シンゴのいない年明け。

まさかこんな日がくるとはね・・・。

 

朝、みんなでおもちを食べた後、

娘の学校の宿題の「書初め」をやることに。

 

課題は「つよい心」。

なんて力強い言葉。

 

娘は何枚も失敗しつつ完成させた。

半紙が余ったので、

「お母さんと息子もやろう!」と

みんなで書初めをすることにした。

 

息子はつたないひらがなで自分の名前を書いた。

 

私は今年の抱負。

 

「がんばる。」

 

と書いた。

 

もう、これしかない。がんばれ。私。

 


(汚い文字を載せてしまってすみません・・・)

 

でも、今あんまり頑張ると後が心配なので

Lemonを聴いて泣くことも忘れない。

 

息子は義父に連れられて凧あげに行った。

私も後からついて行った。

 

寒かったけどとってもキレイな青空だった。

 

きっと、シンゴも見てるんだろうな・・・。

 

 

そんな中、息子が転んだ。

足が痛いよ~おんぶして~~(泣)

となってしまった。

(もう義父が帰ってしまった後・・・)

 

しぶしぶ息子をおぶって家路に着く私。

 

途中、本音をもらす。

 

「もう、お父さんがいないから、

お母さんしか息子をおんぶする人

いないね・・・・。」

 

涙が出てきた。

元旦からシンゴを思い出して泣いた。

 

すると息子がおんぶしてる背中から手を回して

私の涙を拭いてくれた。

 

なんてやさしい子なんだろう。

 

「歩ける?」と聞くと「うん!」と答えたので

おんぶから降ろしたら

膝から出血が!!

 

「足、血が出てるじゃん!それならおんぶするよ!」

 

「だってお母さん、泣いてるから・・・。」

 

「大丈夫だから!」

 

そうか。泣いたらわかってくれるのか・・・

いつか、その手を使おう・・・と思いながら

またおぶって家に帰った。

 

その後は姪っ子甥っ子と子供たちが

人生ゲームやマリオカートをやって遊んでいた。

 

子供たちが楽しそうなら私はそれでいい。

 

 

夜はみんなで夕飯。

 

和気あいあいとみんなで食べる。

 

私は食べながらどこか落ち着かない。

 

 

私は普通なら、この家に住んでいくのだろう。

でもな・・・選択肢が広がっちゃったからな・・・。

 

ちょっぴり都会な私の実家で

育てるのもアリなんじゃないかな。

 

私が大好きだった、

私を大好きだった(と思う)シンゴは

もう、いない。

 

心にぽっかり穴が空いている。

 

この穴はなんだ?

どうしろと???

 

きっとどうにも塞がらない穴なんだろうな・・・。

 

 

実家から絵本が届いた。

今年はお正月、何も買ってあげられないから、と。

 

娘に「電話してお礼言う?」と聞いたら

「手紙を書く!」と言って書いていた。

 

夜、こっそりその手紙を読んだら

こんなことが書いてあった。

 

「お母さんはさみしくて泣いてる時があるけど、

私ももらい泣きしちゃうから

お母さんにはあまり泣いて欲しくない。

 

だけど、がまんさせるのもよくないから

ないててもいいんだ。でも元気だよ。」

 

娘の目線。

 

私を見てるんだ。

 

こんなにしっかりと。

 

母としてちゃんとしなきゃ。

 

子供たちが胸の張れる

人生にしてあげなきゃ。

 

 

2019年。平成31年。

シンゴのいない年が明けた。

 

シンゴはいなくとも、子供たちと

「がんばる。」と決意した

死別44日目。

 

 

汗死別した人と共感したい汗

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