2018年12月31日。

 

シンゴがいないまま年の瀬を迎えた。

シンゴが生きていた年が終わってしまうんだ。

 

そんな事を考えていたら朝から辛い。

泣きながら掃除をしたりしていた。

 

そしてまたまた来客が続く。

一家で来る親戚。

また悲しくなってしまう。

 

いたたまれなくなって

ちょっと買い物があるから、と

1人出掛けた先で

たまらず実母に電話して泣いた。

 

「なんで私がここにいるのかわからない、

帰りたいよ。辛いよ。シンゴひどいよ・・・。」

 

同じような愚痴を言って

小1時間泣きつくした。

スーパーの駐車場の車の中で。

 

さすがに帰らないとまずい、と思い家路に着くと

私が不在の間に

シンゴの上司が来てお線香をあげていった、と聞いて

慌てて電話をかけた。

 

不在だったことのお詫びと、

仕事場はどうですか?と聞いた。

 

「シンゴがいなくなって

仕事にヤル気を出した人が増えたよ。

シンゴさんの分まで頑張るんだ・・・って。

それでも全然。

シンゴには追い付かないよ」

 

と言っていた。

 

もう少し、早くみんなヤル気になってくれれば

シンゴも楽だっただろうに・・・。

 

シンゴもきっと、職場を覗きに行っては

「仕事遅っっ!!」

と思ってるんだろうな・・・・。

 

そして義父母・義理妹家族・義理弟家族

みんなでお年取り。

 

イヤだな・・・と思っていたけど、

思ったよりは悲しい気持ちにはならなかった。

 

紅白をみんなで見ていた。

 

米津玄師が Lemon  を歌っていた。

恥ずかしながら、この時初めて 

Lemon を聞いた私は

すっかりこの歌に魅了されて

速攻ダウンロードした。

 

多分、私はシンゴを忘れることはない。

 

でも、前には進まなきゃいけない。

 

シンゴの分まで・・・・

子供たちを育てなきゃいけない。

 

そのためにはシンゴを少しでも

思い出にしていかなければいけないのかも。

 

最近の写真や動画は辛い。

 

でも、10年前の写真が平気だとしたら

これから10年経ったら平気になるのかもしれない。

 

2019年になった。

 

シンゴ。

シンゴのいない年が明けたよ。

 

年が明けて、義母と二人で

シンゴの祭壇の前で話す。

 

「私はシンゴと結婚した事を後悔していない。

子供たちもいるし、何よりも

シンゴと一緒にいて楽しかったし。

悲しいけど、子供を育てなきゃ・・・・。」

 

と、私。

 

「不安はある。私も色々不安だけど

やっていかなきゃいけない。

もう、やるしかない。

シンゴはどこかで見ててくれればいいよ・・・。」

 

と、義母。

 

頑張れ、私。

 

 

 

2019年。

辛い年だと思う。

寂しい年だと思う。

 

だけど、

シンゴの嫁なんだから、頑張って。

 

シンゴが選んだ嫁なんだから

他の嫁とは違うはず。頑張れるはず。

 

頑張ろう。

2019年を。

 

 

 

2018年最後を実母と泣き

2019年最初に義母と決意表明し

 

シンゴがいない新しい年が明けて

とにかく、やるしかないんだ。と

決意を新たにした

死別43日目。

 

 

汗死別した人と共感したい汗

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