今日は親友の美容院へ。

 

シンゴは短い髪が似合うと言ってくれたから

最近はずっと短くしてたけど

しばらくは伸ばそうと思う。

もうシンゴもいないし。

 

私「未亡人っぽくカラーは暗めにしてね」

 

友「わかった。不幸の重ね塗りしてやるわ」

 

私「よろしく(笑)」

 

友「こんな冗談、俺しか言えないな(笑)」

 

本当に。他の人が言ったら殺意が芽生える。

でも、らしいよ。

シンゴでも言いそうなブラックジョークだから。

 

シンゴのラブレターの話をしたら

大爆笑していた。

 

そして、新婚旅行の話をしたら

親友は全てを知っていた・・・。

 

 

★死別35日目:夜~新婚旅行の真実~参照

 

 

新婚旅行、北海道行くことになったって聞いた時に

”俺、行ったことあるんだよな・・・”と言ってた、と。

 

でも、嫁が行きたがっているから

色々面倒くさいし

初めて行くってことにするかな~、と。

 

言っていたらしい。

 

そんな気遣い、できる人だったのか。

 

「色々腹立たしいのに、

もう文句も言えない!!」

 

とヒートアップしてしまい

 

「声でけぇ!」と怒られた。

 

 

私「そばにいるのかな。」

 

友「いないんじゃない?シンゴのことだから

どっか行ってるでしょ」

 

私「いないのかな・・・」

 

友「いるってことにしとく?」

 

私「どっちでもいいや・・・」

 

なんて会話をしつつカットしてもらう。

 

そして、今は現実的に

シングルマザーとして

子供たちを育てていくことが不安で、

息子がグレるんじゃないか、

娘が結婚する時に片親ってどうなんだろう、とか

色々愚痴っていると

 

友「何を先の事考えて悩むわけ?

起きてもないことを今から悩んでも仕方ないだろ。

そんなこと起こってから考えろよ。」

 

と言われてハッとした。

 

そうだ。シンゴにもよく言われてた。

「先の事考え過ぎ」って。

 

私の悪い癖。

ネガティブな事を想像して悩む癖。

 

シンゴを失ってもなお

起きてもないことを考えて悩む私。

 

明日、何が起こるかなんてわからないって

シンゴの死で嫌というほど学んだのに

まだそんなことをしてる。

 

ダメだ、こんなんじゃ。

 

帰り際。

 

「私は今、不幸かもしれないけど

一生じゃないよね?」

と聞くと

 

「そうだよ。一生じゃないよ。」

と言われた。

 

本当、ごめん。シンゴの親友。

救われる。

と同時に泣きたくなる。

 

私は美容院で何を話してるのか・・・。

 

シンゴがいた時は

幸せオーラ満載で

 

シンゴがこの間こうだった、と私。

シンゴが学生時代こうだった、と親友。

バカだねー、変わってるよねー、

とシンゴの話で盛り上がっていたのに

 

今は何を。話してるのか。

人生って本当にわからない。

 

「一生不幸じゃない」

そうならないようにしなければいけないのも私。

 

家路について

義父母とお留守番をしてた子供たちを見て

しっかり育てなきゃ。

と心から思った

死別42日目の午前。

 

 

汗死別した人と共感したい汗

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