シンゴが死んだ日に

車で3時間かかる場所から

すっとんできてくれた実両親が

帰る日がやってきた。

 

私がシンゴにつきっきりでいられたのも

実両親が子供たちの相手を

してくれていたから。

(義父母はそれどころじゃなかったし)

 

実母が

「そろそろ帰るよ」

と言った時

 

「私、この先、

ちゃんとやっていけるのかな・・・」

 

と弱音を吐き

涙がボロボロこぼれた。

 

「あんたなら大丈夫。

大丈夫だよ。」

 

と実母も泣きながら慰めてくれた。

帰る前にごめんね、お母さん・・・。

 

みんなにお世話になったお礼を言って

実両親は帰って行った。

 

その日の夜。

 

実母からメールが届いた。

 

「最愛なる娘へ

 

大切な人を失っても時間は止まりません。

また、時間は流れます。

決して気を張らず、気負わず、

ゆっくりと進んで欲しい。

 

母は、あなたを連れて帰ろうと思っていました。

実家に呼んで、近くで見守ってあげたかった。

 

でも、義父母や子供たちの従兄妹達との

関係を見て安心したよ。

この中でなら、あなたはやっていけると。

 

何かあったら、母にぶつけなさい!」

 

ボロボロ涙がこぼれた。

 

実母からしてみれば、

嫁に出した娘が

義両親と2世帯同居してて

 

なのにシンゴが死んでしまって

 

守ってくれるべき伴侶が

いなくなってしまった家に

 

娘をそのまま置いておくなんて

心配で心配でたまらないだろう。

 

私はこれからどうなるんだろう。

 

この家で。シンゴのいない家で。

やっていけるのだろうか。

 

そんな不安を感じた、5日目。

 

でも、5日目の感情は

まだまだ揺れに揺れていたのだ。

 

 

汗死別した人と共感したい汗

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