東京都には国立大学が
東京大学、東京科学大学、一橋大学、電気通信大学、東京農工大学、東京外国語大学、東京学芸大学、東京芸術大学、東京海洋大学、お茶の水女子大学の10校がある。
どの大学も難関で古くからの学校であり、その道の権威のような先生も多く所属している。
それでは、難易度はどの程度かと言えば、共通テストの得点率のボーダーでみると、最難関、東京大学理Ⅲは、93%以上と書かれていた。
実際には、もう少し必要な気がする。
そのぐらい難関であるし、2浪をして理Ⅲに入る学生もおり、医師免許を取るだけでなく、魅力があるのだろ。
理Ⅲに入られる力があれば、1浪の時はどこかの上位国公立医学部に入る事もできたのではと思うが、あえて理Ⅲを2浪で入る、すごい精神力であると感じる。
東大は文Ⅲでも、得点率87%と、非常に難易度が高いことが伺える。
東京科学大は、旧東京工業大の物質理工が81%でボーダーが低く、歯学部口腔保健や医学部看護などにボーダーが66%や75%と言った学科もあるが、基本的には8割を超える必要がある。
一橋大学経済83%、電気通信大理工70%、東京農工大化学物理70%、東京外国語大ベンガル語他72%、東京海洋大海洋電子64%、東京芸術大邦楽50%、東京学芸大ものづくり56%、お茶の水女子舞踊教育68%となっている。
芸術系など、専門的な試験が課せられる学科は難易度が7割を切るが、基本的には、東京都内にある国立に入るためには、共通テストで7割の得点が必要になってくる。
7割が難しいか、簡単かの評価だが、7割の得点率は、8教科型で上位3割ほどの水準にいる必要がある。
国立志望者の中で上位3割は、正直相当難易度が高い。
8教科型で受けた受験生が30万人ほどいるらしいが、上位9万人の位置にいる必要がある。
同学年は約100万人ほどいるので、その中の9万人でいる必要がある。
そんなに簡単ではないのが分かるとのではないだろうか。
感覚的には、都内の公立中学校なら、上位10人ぐらいまでは可能性がある感じではないかと思う。
さて、これが手が届くと感じるか、無理と思うかは、実際に、今の受験を経験した人なら分かると思う。
中学校に入った時、学年成績で10位だったら、卒業時もよほどサボっていなければ、6位~15位ほどになる。
そして、高校でも同じように、サボらなければ学年順位は入った時と差はないのである。
模試での点数も大切だが、子供の受験の際は、学年内順位も気にしていた。
特に、上の子は、理系コースに進み、旧帝大、東工大にも大量に入るような高校だったので、常に学年順位を気にして、どの大学に行けそうか気にしていた。
結局、偏差値75の高校であれば、ここまでは東大に行けるとか、偏差値70の高校であれば、ここまでが都内の国立に行ける層と教員も分かっているので、進路相談でも現実的なラインを教えてくれる。
もう少しで秋である。
そろそろ9月模試も気になり始めている受験生も多いのではと思う。
模試の結果から、少しチャレンジ校、本命校、滑り止めが絞れてくるのではと思う。
あと半年、頑張って欲しいものである。
