どうも、この前から調子が悪く、すっかり風邪をひいてしまったようである。

 

 先週末はのどが痛く、月曜日あたりから咳が続いている。

 長年生きてきて、感覚的には、もうすぐ治る感じがしているが、今週は厳しいだろうと思う。

 

 ただ、秋はイベントが多く、とにかく土日も仕事が続いており、今月は公休が3日しかない。

 今週、来週と乗り切れば、イベントが一段落するので、少し楽にはなるだろうと思う。

 

 ところで、この前の兵庫県知事選挙、兵庫県に縁もゆかりも無い人たちが、大きくその情勢に影響を及ぼしたのではないかと少し気になっている。

 

 東京都知事選挙でも、都外の人からは小池都知事はあまり人気は無かったが、都民からすれば、そんな悪い印象はないし、公用車で箱根の私邸に行ったり、政治資金で家族旅行、漫画購入、美術品購入と発覚し、辞職に追い込まれた知事だったり、その後の知事は、病院グループから5000万円をもらって、結局2代続けて「政治と金」で辞職したことを考えれば、良いのではと考えている。

 

 なぜ、政治資金で家族旅行に行ってはいけないのか、それは、簡単で政治資金となった時点で非課税になる、この点が最も透明性を求めなければいけない根源ではないかと思う。

 

 普通は、経費は税務署に聞かれれば、何に使ったか明らかにしなければいけないし、経費で認められなかったら、課税対象所得に認定される。

 一方で、政治資金は、本人たちが政治資金だとして処理をすれば、税法上は非課税になり、そのお金がどう使われたかは、後付け理由で良いので、この点が問題になるのである。

 

 話を戻すと、小池知事が良いか悪いかは、相対的評価であり、倫理に違反しているとか、だれが考えても違法性があるといった問題は起きていない。

 カイロ大学の件も、大学が公式に卒業したと言っているのに、それを外野が否定するのは、事実を否定するもので、当然ながら違法性が生じている論証には全くならない。

 そう考えると、絶対的な評価の観点では、絶対的アウトな事象は生じていない。

 だから、都民の評価はまずまずだったのではないかと思うのである。

 

 ところがである、兵庫県の場合は、問題がマスコミで出る以前に百条委員会の設置の議論がなされ、内部告発者の特定をハラスメントをした側が行うなど、絶対的な評価は「アウト」だったので、議会は不信任を議決したはずである。

 その後、ネット上で「事実無根」との論調が増え、今回再選したのだが、今回、ネットでやりようによっては世論操作ができることを証明したようなもので、場合によっては、外国からの世論操作がもしかしたら容易に行える時代に入ったのかもしれない。

 

 それは、戦前のドイツのようになってしまわないかとの危惧である。

 大衆はわずか8年でナチスに陶酔し、ナチスが全権を掌握して数年で世界は戦争の時代へと突入していったのである。

 

 もしかしたら、ネット社会の弊害や恐ろしさかもしれない。

 個人的には、選挙期間中は、選挙に関する発信は決められた媒体以外は禁止した方が良いのではと思う。

 

 そして、政見放送のように、内容は本人が考えるが、放送時間、動画の時間や発信数は制約がある。

 そうした方が今回の選挙から感じた。

 

 恐らく、今回の選挙では、警察も証拠確認をしているだろう。そして、これで新しい知事が決まり「めでたしめでたし」とは行かない可能性が高いのではとみている。

 

 第二幕、第三幕とまだまだ続きそうな気がしている。

 どうなるか、非常にきなるのである。