大学入試で多くの受験生が頼りにするのが過去問ではないだろうか。
ただ、過去問に頼りすぎると時々傾向の変化があった時、痛い目をみるのである。
そして、今回の国立前期日程で、子供が受けた大学では、数学が過去問からかなり変化し、受験者がかなり混乱したようである。
子供自身は、過去、酪農大学で一度、問題傾向の変化により、思った点数が取れなかったことがあり、その反省から過去問に頼りすぎない対策をしていたので、無難に乗り切れたようだが、やはり、多くの学生の混乱を招いたようである。
そういった面では、酪農大学の受験も決して無駄ではなかったのではないかと思う。
一方で、理科の系統は生物を選択したようであるが、こちらは、比較的無難に過去問に近い形だったようで、一部、過去で出ていた分野が出ていなかったが、大きく外すことなく、子供的には満足が行く受験だったようである。
経験則的には、どこかで「もしかしたら」との気持ちが芽生え、再チャレンジするのではないかと思う。
獣医系の入試、3月14日には最後の愛媛の某大学の結果が出て、そこで補欠でも拾えなければ、今年度はゲームオーバーになる。
子供自身、3月13日の獣医師国家試験の結果をみて、某愛媛の獣医系大学、入学者に対し6割前後の免許取得者しか生まなかった場合、仮に補欠で合格しても、入学時の成績順で考えると、「免許を取れなかった4割」側の学力しかない可能性が高く、無理しては行かないとの結論なようである。
在学中の1人暮らしの費用を含め2千万円ほどかかり、それで免許が取れなければ6年間と多額のお金が無駄になるとの結論なようである。
確かに一理はあり。
旧来からある大学でも、入学者に対し7割を切るほどの水準でしか免許取得者が出ていない大学もあり、卒業後も受ければいいだけなのだが、既卒の合格実績は非常に厳しい。
子供自身の分析からも、正直、補欠合格で声がかかった場合、親としても背中を押せるかが怪しい。
まぁ、合格してから考えればいいが、とにかく、獣医師国家試験合格発表が大きなターニングポイントになるかもしれない。
全ての受験日程が終わるまで、もう1か月もない。

