獣医系大学の前期日程が一巡し、今は、獣医以外の大学の滑り止めを確保しているだけであるが、今年の受験、かなり渋めの印象である。
ここで少し獣医学部の受験を振り返ってみたい。
国立の定員が370名、私立が700名である。
実際に、入学するのは、例年1200人ほどで、実際の志望者は2500人から3000人ほどではないかと考えられる。
我が家もそうだが、1人で4校、5校と出願するので、延べ出願者数は多くなりがちだが、3月6日前後の国公立の発表と同時に、一気に合格者が整理され始める。
今年の場合、岡理、北里、日大、麻布、酪農、日獣と日程が1日も前期日程は被らなかったので志願者は増えているように見えたはずである。
しかし、少子化の影響は確実であり、志願者が激増する要因は少ないとみている。
酪農大が受験者の動向などを細かく出しているが、合格者のうち、入学までたどり着くのが約3割らしく、7割は他大学に行くようである。
恐らく岡山理科大も同じような感じではないかと思われるが、今年は正規の合格者数をかなり絞っているのではと考えられる。
結局、来年、教育課程の変更で、浪人比率が高い獣医系の受験、辞退率が読めないのだろう。
こうなると、3月25日頃に場合によっては、不合格者の中から合格者を繰り上げで出したりと、年度末間際になって動きが出るかもしれない。
ただ、一つ言えるのは、子供の数は減っており、定員は変化していない。
多少の受験動向に変動があっても、いきなりボーダーが急激に上がるとは考えにくい。
滑り止めの1校があり、行き先があるので、ゆっくり構えながら、国公立の3月6日頃の前期日程発表、そこからの動きに注目したい。
今年は、いずれにしても3月6日の国立の発表前後から大きく動きが出るのではとみている。
少し諦め気味の中、来週の国立に臨みたい。
ちなみに、来週の国立は、滑り止め用なのでA判定校で獣医系ではない大学である。
受験も終盤戦と言った感じになってきた。

