総合格闘技をされているヒョードル選手のトレーニング動画を見たのだが、非常にしなやかな動きをしている。
身体操作がうまい。
非常に技術が高いと感じた。
身体の関節が柔らかいというより、身のこなしが柔らかい。
筋肉がなくても威力を生み出せる、古武術のような動きをしている。

通常、威力のあるパンチを打つとすると、身体中に力を込め思いきり打つものだと考えがちだが、ヒョードル選手の場合、スライムのようにフニャフニャしている。
関節を『抜いて』いる。
一瞬力を発揮する方向とは逆のベクトルに関節を抜いている。

陸上では、モーリスグリーン選手が全盛期に『抜き』の技術を発揮していた。