以前、このような質問を受けたことがあります。
「自分に自信がないので、副業を始めても、難しいのではないかと感じています。何か自分にも特技があれば、自信が持てると思うので、今はFPの資格を取る勉強をしています」と。
最初から、自分に自信がある人などいません。
人は皆、「自分はこういう人間だ」と自己評価をしているものですが、自信とは、自分の評価よりも他人の評価が上回った時に、初めて生まれます。
従って、FPの資格を取るだけでは、自信にはつながりません。
もし、質問者が、金融機関などにお勤めであれば、FPの資格を取ることで顧客を喜ばせ、それが自信につながる可能性はあるでしょう。しかし普段のお仕事が、FPとは何の関係もない場合は、そもそも顧客探しから始めなければなりません。
自分に自信を持つポイントとは、「他人が評価してくれる自分の強みを見つけ、それで他人の役に立つこと」です。
では、どうしたら自分の強みを見つけられるのかというと、基本的には、他者との関わり合いの中で見つけるしかありません。一時期、“自分探し”というのが流行りましたが、いくら探したところで、どこかに本物の自分がいるわけではないのです。
他者との関わりというのは、会社でもいいし、家族内でもいいし、何かのコミュニティに所属するのでもいいでしょう。自分から積極的に他者と関わっていこうとすれば、必ず相互協力が生まれます。
観察すべきなのは、自分ではなくて他人です。
自分にとっては簡単なことなのに、他人が苦労してこなしている作業はないでしょうか。もしくは、他人から何度も頼まれて、自分がやってあげるとすごく喜ばれるようなことはないでしょうか。
それこそが、自分の強みである可能性大です。
強みとは、多くの場合、自分の好き嫌いとは関係ないところにあるものです。
今でこそ、セールスを天職と思い、他人にも副業セールスをお勧めしている私ですが、かつてはセールスが好きではありませんでした。
その考えが変わったのは、社内ベンチャーで在庫処分店を社内起業し、セールス活動をするようになってからのです。
顧客は、私がセールスが好きかどうかとは関係なく、喜んでお金を払い、感謝の言葉をかけてくれることも度々でした。私は商品を買ってもらい、さらに感謝までされて、こんなに楽しい職業があるのかと思いました。
本来、仕事とは他人に評価されるから楽しいのであって、作業が楽しいかどうかとは関係がないということを、ぜひ知っておいていただきたいと思います。
もし、自分に自信が持てるようになりたいのであれば、副業を始めるべきです。自分のビジネスで顧客を喜ばせることほど、自信が付く方法はありません。
副業希望者は、まずは下記のセミナーを受講することをお勧めいたします。
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