不安な時代を生きていくために必要なスキルとは

　こんにちは。俣野成敏（またのなるとし）です。

　今の時代はサラリーマンといえども、自分で稼ぐスキルが必須の条件だと言えるでしょう。個人的には、そのスキルを伸ばすための予算は、多めに組むべきだと考えます。

　稼ぐスキルを伸ばすための予算は何に使うのかというと、たとえば「ビジネスで成功している人の話を聞きに行く（セミナー代）」「書籍代」などです。

　現在は「年齢に関係なく、起業力を付ける」というのが、強力な自己防衛策の1つになっています。極端なことを言うと、「稼ぐ力さえあれば、貯金がなくても稼げばいい」ということです。

　そういう意味では、“生涯現役”というのが一番の老後戦略だといっても過言ではないでしょう。

　自ら稼ぐことができるようになると、自然と老後に対する不安も減っていくのは事実です。そうはいっても、「自分で稼いで生きていける」と実感できるようになるまでには時間がかかります。それに、「努力はしたけれども、結局、自分にはサラリーマンのほうが向いている」と改めて気づく場合もあるかもしれません。

　ですから、お勧めの老後対策は、生涯現役を目指しつつも、同時に資産運用も行うという、2段構えで準備するのがいいのではないかと思います。

　だったら、生涯現役力というのは、具体的にどうやって養えばいいのでしょうか。

　一番手っ取り早いのは、サラリーマンをしながら副業に取り組むことです。

　実際に副業に取り組んでみると、おそらくわからないことが次から次へと出てくるのではないかと思います。すでにサラリーマンとして長い仕事人生を歩んできた人であっても、副業を始めるのは簡単なことではないでしょう。

　新卒だろうと、中途採用だろうと、とりあえず会社に入れば「これをお願いします」とやるべきことが渡されます。一方、副業の場合は「何をするか？」から自分で考え、決めなければなりません。

　つまり、会社の中の仕組みの一部を担うのが、サラリーマンの基本的な仕事です。それに対して、自分で事業を始めるとなると、商品の選定から販売までの一連のプロセスを自ら構築しなければなりません。

　言ってしまえば、これが「自分で事業をするか？」と「他人に雇われるか？」の違いなのです。

　ここでは、サラリーマンから副業を経て独立を果たした著者だからこそわかるノウハウや考え方を、厳選してお届けしております。

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