こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 これをお読みの方の中には、「上司の指示通りに仕事をしているのに、評価が上がらない」という悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。

 これはおそらく、上司と部下との間に、ギャップがあるためだと思います。

 

 私がビジネスオーナーを務める会社では、立場の違いによるギャップを、“ライオン語”と“ひつじ語”の比喩を用いて、従業員に説明しています。

 ライオン語とは、本人が得意としている分野について語る時の言葉のことです。ひつじ語とは、本人が苦手としていて、立場的にも弱い分野の仕事について語る時の言葉のことです。

 たとえば私は普段、マネジメントを仕事にしていますので、マネジメントに関してはライオン語で語ることができます。しかし、私は片付けが苦手です。もし、片付けについての指摘を受けたら、私の話す言葉はひつじ語になるでしょう。

 上司と部下の間にも、このライオン語とひつじ語くらいのギャップがある、ということです。

 

 たとえ同じ会社に勤めていたとしても、上司と部下は、それぞれ違う人生を生きてきたわけですから、話し合ったとしても、伝わっているのは8割がせいぜいでしょう。

 お互いが8割だとすると、8×8=64%くらいの理解度だと思っておいたほうが良いのではないかと思います。他人同士が、相手の言っていることを100%理解するのは、そもそも難しいわけです。

 

 では、冒頭でお話した、評価が上がらない理由について考えてみましょう。理由の1つに「上司の期待値が上がっている」ことが考えられます。

 簡単に言うと、新人に対して求めるモノと、ベテランに対して求めるモノでは違う、ということです。

 

 新人の時には、仕事を一通り覚えるだけで、「これで君も一人前だ」と認めてもらうことができました。

 けれど、一人前だと認められた時から、与えられる仕事もグレードアップします。当然、仕事に応じて、給料なども変わってきます。たとえば、研修期間と研修終了後では、時給が変わるように、です。

 このように、求められるものに応じていけば、仕事の難易度が上がっていくのは、ある意味、自然なことなのです。

 

 もしかしたら、この中には「過剰な期待をされても困る」と思っている人もいるかもしれません。しかしこれは、実は良い兆候なのです。上司の期待値が上がっているということは、頼まれる仕事の質も変わってきている、ということですから。

 自分だけで達成が困難な時には、周りに応援を頼んだりする方法もあり、必ずしも「1人で達成しなくてはならない」ということではないでしょう。

 

 評価が上がらないのは、誰でもできる仕事から「あなたにしかできない仕事をする」ための過渡期だから、と考えることもできます。

 ぜひ、この機を飛躍のためのチャンスに変えていただければと思います。


 

★本日のお話をより詳しく知りたい人はこちら↓

『プロフェッショナルサラリーマン:「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術』

 

 


 

 ありがとうございました。