こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 かつてに比べると、サラリーマンの働き方も、だいぶ自由度が増してきたように見えます。テレワークが進んだことで、郊外や地方に引っ越す人も増え、残業も規制される世の中になりました。

 とはいえ、「これで仕事も自由にできるようになったのか?」と言えば、必ずしもそうではないようです。テレワークで自由度が増したことで、かえって「何をすればいいのかわからない」「家にいると、ついだらけてしまう」といった悩みを抱える人もいます。

 

 世間では、「誰にでも平等に与えられている資源とは時間」だと言う人もいます。時間は、誰にとっても24時間しかなく、貯めたり繰り越したりすることができません。

 ところが、周りを見渡してみると、いつも「時間がない」とアセアセしている人がいる一方で、きちんとやるべきことをやって、いつも余裕そうな人もいます。

 同じ24時間なのに、一方は足りなくて、もう一方は涼しい顔をしているというのであれば、その差は時間コントロールしかありません。

 つまり、「限られた時間を何に使っているのか?」の違いだということです。

 

 ビジネス書の金字塔と言われる、スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣 人格主義の回復』(キングベアー出版)の中に、第3の習慣として「最優先事項を優先する」ことが、項目として挙げられています。

 

 わざわざ第3の習慣として挙げているということは、「多くの人が、大事なことを優先してやっていない」ことを意味します。よくある先延ばし癖です。先延ばしをしているうちに、別の用事が入ってきて、身動きが取れなくなる、というのが典型的なパターンでしょう。

 

 コヴィー博士は、『7つの習慣』の中でこう述べています。「時間管理の本質を一言で言うなら『優先順位をつけ、それを実行する』に尽きる」と。

 どうやっても時間は増やせない以上、基本的には「やることを減らす」か「優先順位を入れ替える」しかありません。

 

 仕事をしていれば、日々、予想外のことが起きるものです。従ってその都度、現実に即してスケジュールを組み替え、「こっちの仕事のほうが期限が近いから、こっちを先にやろう」とか「この仕事は明日でもいいから、今日はやらない」といったことを決めて、実行することがポイントになってきます。

 

 実際は言うほど簡単ではないでしょうが、私からのアドバイスとしては、「スケジュールには余裕を持たせる」ことと、「自分が重要だと思う順番にスケジュールを入れる」ことをお勧めします。

 普段、私がやっているのは「空白の時間もスケジュールとして入れること」です。突発的に発生した用事は、この空白の時間を使って処理します。何もなければ、未来のための時間に充てます。

 このようにしてスケジュールを組んでいけば、時間にも余裕が生まれます。

 

 ビジネスパーソンにとって、確かに仕事は大事です。けれどそれと同じくらい、友人・家族と過ごす時間や、自分の時間も大事なのではないでしょうか。

 ですから、自分にとって大事な予定は、先にスケジュール帳なりパソコンのカレンダーなりに入れること。人は意外に、先にスケジュールを入れてしまえば、その後のスケジュールは、自然に空いているところに入れるものです。

「この予定は、仕事が決まってから入れよう」などと思わず、ドンドン入れてしまいましょう。

 

 仕事の予定を決める際、通常はいくつか候補を出すはずですから、最初から空いている日時を指定すれば問題ありません。

 シンプルですが、時間管理に困っている人は、試してみていただければと思います。


 

★サラリーマンとしてのスキルをアップしたい人はこちら↓

『プロフェッショナルサラリーマン:「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術』

 

 


 

 ありがとうございました。