こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 あなたは「60歳になるって、一体どんな感じだろう?」と想像できますか?おそらく、多くの方が想像できないとは思いますが、実は還暦の方にとっても、状況は同じのようです。

 PGF生命が、今年(2020年)還暦を迎える男女を対象に行った意識調査があります。それによると「今年、自分が還暦を迎えるという実感がわかない」と答えた人が、「非常に当てはまる/やや当てはまる」を合わせると75.2%だったということです。

 

PGF生命「2020年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」

http://www.pgf-life.co.jp/company/research/2020/001.html - top

 

 元気であれば当然、勤労意欲にもつながります。「61歳〜69歳まで働きたい」と答えた人が合わせて49.0%と、ほぼ半数を占めました。

 しかしその反面、貯金を十分にしていない人も多く、「貯金が500万円未満」と答えた人が、合わせて37.6%もいたことがわかっています。

「貯金が2000万円未満」と答えた人に至っては65.1%に上り、昨年、世間を騒がせた“老後資金2000万円不足問題”が現実味を帯びていることを伺わせます。

 

 ここで、厚生労働省が3年ごとに調査をしている「患者調査」平成29年(2017年)版の概要を見てみましょう。この調査によると、当年の全国の受療率(人口10万対)は、入院が1036、外来が5675でした。

 これを年齢別に%にしてみると、64歳までの入院率は1%未満であり、65歳以上で約2.7%、75歳以上で約4%でした。外来受療率については、64歳までは1桁台だったものの、65歳以上で約10.4%、75歳以上で約11.9%となっています。

 実際は個人差があるとはいえ、これらの数字から、65歳以降は通院、入院する確率が上がっていることがわかります。

 

 日本は世界に誇る長寿大国で、これ自体は喜ばしいことです。とはいえ、せっかく寿命が延びても、健康でなければ楽しく過ごせないのは事実でしょう。

 近年、介護なしで日常生活を過ごせる「健康寿命」も、少しずつ延びてはいます。しかし、もし「お金がないからやりたいことができない」「生活のために働かなければならない」という状態であったとしたら、辛いのではないでしょうか。

 

 充実した人生を送りたいというのは、誰しも思うところです。しかし残念ながら、思っているだけでは願いが叶うことはありません。

 

 願いを叶えるためには、

・「いつまでにどうしたいのか?」という目標を立てること

・その目標に向かって具体的に行動すること

 の2つが必要です。

 

 ポイントとしては、「早めに始めること」が挙げられます。時間を味方につけることで、それだけ自分への負担が少なくて済みます。

 たとえば、同じ100万円を貯めるにしても、1年で貯めようと思ったら、月に8万円以上を積み立てなければなりません。しかし5年あれば、月に2万円以下の積み立てで済むわけです。

 

「老後までに2000万円を貯める」と聞くと、多くの人は「そんな大金、無理!」と思うかもしれません。でも実は、誰もが持っているある才能を発揮することで、目標達成は難しくなくなります。その才能とは「想像力」です。

 

・このままの状態が続けば、未来はどうなるのか?

・自分のカラダが動かなくなった時に、残された者はどうなるのか?

・目標額が貯まれば、どんなことができるのか?

・お金から自由になるとは、どういうことなのか?

 

 確かに、今はどこも痛くないし、お金が足りなくなることもないかもしれません。それでも、そうなった未来を考えることで対策を練ったり、逆に「これが実現できたらどうなるだろう?」とワクワクしたりすることが、行動へとつながります。

 良い想像だろうと、悪い想像だろうと、想像力こそが自らを駆り立てるパワーとなるのです。

 

 あなたは、どんな未来を想像しますか?


 

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 ありがとうございました。