実は「もう」でも「まだ」でも、どっちでもいい?! | 俣野成敏オフィシャルブログ「脱 サラリーマン思考」Powered by Ameba

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 こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

 ビジネスにおけるチャンスというのは、どこにあるのでしょうか。今日は、世界的な経営学者であるP・F・ドラッカー博士の言葉をピックアップして、ビジネスチャンスの見つけ方について考えてみることにしましょう。

 まずは、博士の言葉からご覧ください。

 

「コップに『半分入っている』と『半分空である』とは、量的には同じである。だが、意味はまったく違う。とるべき行動も違う。世の中の認識が『半分入っている』から『半分空である』に変わるとき、イノベーションの機会が生まれる」

(『イノベーションと企業家精神』P・F・ドラッカー著、2012年、ダイヤモンド社)

 

 いわゆる “コップの水”理論を述べている箇所です。コップに入っている水を「まだ半分ある」と見るのか、「もう半分しかない」と見るのかで、意味が変わってくるという主張です。

 この捉え方の違いが、イノベーションの機会と、どう関係しているのでしょうか。

 

 上記の名言を、言葉通りに受け取るのであれば、「半分ある=まだ大丈夫」「もう半分=そろそろヤバいぞ」という認識の違いが、行動の差となって現れる、ということです。

 確かに、行動しなければ何も変わらない一方で、世の中の状況は刻一刻と変化していますから、「行動するかしないかの差は非常に大きい」という主張は説得力があります。

 私のマネジメント経験からお話させていただくと、実のところ、人は目の前の問題を「これは問題だ」と認識することは、割と早くできます。

 ところが、それを行動に移すことが、なかなかできないのです。

 

 なぜ、わかっているのに行動できないのかというと、それが自分にとって苦手なことか、もしくは苦手なことだと思っているからです。要は、苦手意識が行動にブレーキをかけているわけです。

 そもそもビジネスにおいて、人が「もう」とか「まだ」とか思うのは、それが苦手なことだからです。そうではなくて、自分にとって得意なことか、できることなのであれば、有無を言わずに行動しているはずです。

 ですから「『まだ』はダメで、『もう』はいい」とかいう話ではありません。私に言わせれば、「もう」も「まだ」も、そう感じた時点で同じことです。

 

 ちなみに、マーケットの観点から述べるのであれば、「もう」も「まだ」も、どちらもまだ参入する余地がある、ということです。

 要は、「どちらかな?」と迷っているわけですが、もしマーケットにまったく付け入る隙がないのであれば、最初から迷ったりしないはずです。

 マーケットに、まだ迷うだけの余地があるのですから、そこからS字カーブを描いて上昇する可能性だってある、ということです。

 

 それでは、どうしたら今いるところから上昇することができるのでしょうか。問題は、わかっていても行動できないことです。

 もともと、自分の得意分野のことであれば、考えなくても行動できます。それが行動できないのは、苦手意識がある証拠です。

 

 苦手意識を克服するための最初の1歩としては、「自分とは反対の主張も考えてみる」ことが挙げられます。

 マーケットの動きに対して、あなたが感じたのが「もう」でも「まだ」でも、どちらでも構いません。

 仮に「もう」と感じたのであれば、「まだの場合はどうだろう?」と考え、「まだ」と感じたのであれば、「もう◯◯の場合はどうだろう」と考えてみます。

 

 大事なのは、自分とは反対の意見を考えられるようになることです。考えられるようになることによって、自分の思考が広がり、それが行動へ向けた第一歩となるのです。

 今日からぜひ、「もし逆だったら?」と考えることを意識してみてくださいね。


 

 ありがとうございました。

 

 

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