“現場”では、常に変化が起きている! | 俣野成敏オフィシャルブログ「脱 サラリーマン思考」Powered by Ameba

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こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

本日は普段、私の会社のスタッフミーティングなどで使われている格言をご紹介したいと思います。あなたのお仕事のヒントになれば幸いです。それでは早速、始めましょう。


 

【生産性の向上には、スピードや長時間労働は不要】

 

日本の会社で、「生産性の向上」が叫ばれるようになってから久しく経ちます。OECDデータに基づく日本の時間当たりの労働生産性は47.5ドル(約4733円)で、OECD加盟国36カ国中の20位でした(公益財団法人日本生産性本部「労働生産性の国際比較2018年」より)。

 

もともと、生産性とは「最大効率で最大効果を求めること」を言います。一般的には、生産性と言うと「スピードを速めること」とか、「労働時間を増やすこと」などと考えられがちですが、どちらも本質からズレている気がしてなりません。

 

生産性とは本来、稼働率を上げることです。最近しばしば、生産性と一緒に論じられることの多い“残業”ですが、確かに長時間労働をやめれば、カラダを休める時間が増えて、間接的には稼働率が上がるかもしれません。とはいうものの、残業をやめるだけでは、生産性向上の根本的な解決にならないのも事実です。

 

だったら、どうしたら生産性が上がるのかというと、手っ取り早く言うと、休憩時間以外で「暇だな…」という時間をなくすことです。ですから、マネジャーの方がマネジメントをする際には、スタッフが就業中、手持ち無沙汰でいる時間に注目します。たとえば、店舗スタッフの場合で言うと「顧客がいない“待ち”の時間に何をするか?」ということです。

 

生産性を上げた事例として、2016年に日本に入ってきたウーバーイーツを挙げてみましょう。ウーバーイーツが、こんなにも早く日本に定着できた理由というのが、“生産性の向上”でした。

 

仮に、あなたが飲食店のオーナーだったとしましょう。オーナーとして「どうやって売上を増やそうか?」と考えるに際し、飲食店が持つ特徴を考慮する必要があります。一例を挙げると、

 

1、飲食店には混む時間と混まない時間とがある

2、席には限りがある、等々

 

…という条件を考慮した場合、必然的に混む時間の受け入れ客数にはアッパー(上限)があることに思い至ります。そうなった時に「あ、そうだ。出前をやれば席数は関係なくなるし、調理場も遊ばせなくていいな」と考えたとします。しかし、出前には配達要員が必要です。さらに、今度は「出前が入らない時間の配達員に何をやってもらうか?」と考えなくてはなりません。

 

まさに、この悩みを解消したのがウーバーイーツでした。ウーバーイーツは、隙間時間を使って稼ぎたい人と、必要な時間だけ配達員を雇いたい人とを結びつけました。いわば、全員の暇をなくしたという意味で、画期的だったわけです。

 

あなたの職場でも、なんとなくみんなが無為に過ごしている時間はありませんか?もし、その時間を有益な時間に変えることができれば、それが新たな境地を開いてくれるかもしれません。

 

★格言24:生産性とは、稼働率を上げること


 

【変わらないサービスこそ、実は変わり続けている】

 

弊社の社訓の中に、「変わらない私たちであり続けるために、変わろうとすること」という一文があります。少々、矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、ものごとには変えていいことと、変えてはいけないことがあります。

 

ビジネスパーソンが絶対に変えてはいけないことが何かと言うと、評価をもらい続けることです。そのためには、常に進化・変化をしていかなければなりません。なぜなら、世の中が常に変化し続けているからです。

 

その良い例が、大手牛丼チェーンです。100年以上の歴史を持つ彼らは、作業を効率化させるためにメニューを絞り、オペレーションを徹底的に合理化して、成功しました。

 

ところが、社会状況の変化によって、やがてこの作戦が裏目に出てしまいます。1990年代から2000年代にかけて、世界的に牛海綿状脳症(BSE)が流行し、日本でも2001年からBSE発生国の牛肉に対して禁輸処置が取られます。これにより、材料の不足に直面することとなった牛丼チェーンは、この機に豚丼や鳥丼などといったメニューを増やす方向に舵を切りました。

 

しかし、そうなってくるとだんだん「何でもあり」になってきて、「ここは一体、何屋だろう?」という感じになってきます。何でもあれば、幅広い顧客の要望をカバーできるようになって、売上も伸びるのではないかと思われがちですが、かえって特徴のないお店になってしまう恐れがあります。

 

この牛丼チェーンは、2019年2月期決算で6年ぶりの赤字に転落。しかし、同年3〜5月期の連結決算は10億円の黒字に転換しました。理由は、主力の牛丼に回帰して、新たに発売した「超特盛」と「小盛」が好評を博したからでした。量を変えただけで、売上が好転したのです。

 

「老舗の変わらない味」とは言いますが、変わっていないはずがありません。実際は時代に合わせて変え続けているからこそ、変わらぬ支持が得られます。本当は、時代に応じて変えているものを、あたかも「変わっていない」と思わせているのは、ブランディング力のなせる技であり、それを築いているのは、日々、お店で働いているスタッフたちなのです。

 

★格言25:変わらない評価を受け続けるために変わり続ける 


 

ありがとうございました。


 

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