お説教を相手に受け入れてもらうには? | 俣野成敏オフィシャルブログ「脱 サラリーマン思考」Powered by Ameba

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こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

学校と会社の大きく違う点の1つに、会社にはいろいろな年代の人がいる、ということが挙げられます。学校の時は、ほとんど同じ年頃の人と行動していたため、ある意味、共通のベースや価値観がありました。

 

一方、会社の場合は、新卒と60歳前後の人が一緒に仕事をする、というシチュエーションも十分ありえます。そこに、ジェネレーションギャップが生じるのは、むしろ当然のことでしょう。

 

社内で、若手や後輩から嫌がられる行為の1つに“お説教”があります。上の人にしてみれば、親切心から言っているのでしょうが、若手にとっては、余計なお節介に聞こえてしまうこともしばしばです。先輩の中には、「オレだって、言いたくて言っているわけじゃない」と呟いている人もいるかもしれません。

 

元来、お説教という言葉はとても範囲が広く、そのうち有用なお説教には、主に2つの目的が考えられます。それは、

 

1、マネジメントの立場から、自分が預かっているチームの生産性を上げる

2、自分の人生訓を語る

…の2つです。

 

1つ目は、「現場のルーティンワークをどのようにして活性化させるか?」を目的に話をすることです。内容で言うと、たとえば「自分の仕事の後を引き継いでくれる人をお客さまと思いなさい」とか、「PDCAはCを特に意識しなさい」といったノウハウ等を伝えることで、スタッフの意識改革を行ないます。

 

2は、「スタッフに将来のビジョンを示す」ということです。ここで事例として、元スターバックスやボディショップのCEOを歴任した岩田松雄(いわたまつお)氏を挙げてみましょう。岩田氏が初めて社長に就任したゲーム会社・株式会社アトラスの就任演説でのできごとです。(『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の言葉』より)

 

当時、初めて社長に昇格し、張り切っていた岩田氏は、海外のビジネススクールに留学した経験を活かして、そこで学んだ知識を社員に向かって存分に披露しました。ところが、社員からの反応はほとんどなし。ビジネススクール仕込みの“キャッシュフロー経営”や、“株主価値経営”などを語ったところで、誰も興味を示しませんでした。

 

この失敗から学んだ岩田氏は、次にボディショップの代表取締役に就任した際は、もっと自分の言葉で語ることを意識したそうです。氏は、集まった社員たちを前に、経営的に厳しいこの会社を立て直すためには、みんなの力が必要なこと、力を合わせることで、どのような明るい未来が待っているのか、という話をしたところ、それを聞いて涙ぐむ社員もいた、ということです。

 

もともと、時間は過去→現在→未来へと流れており、1秒たりとも逆流することはありません。その流れの中で生きている我々にとって、もっともよくわかっているのは過去のできごとです。現在やっていることの多くは、まだ結果が出ていません。人間にとって、もっとも難しいのは、未来を考えることです。未来はまだ、起こっていないからです。

 

部下が、上司の過去の話を聞いても面白くない理由は、それが自慢話に聞こえるからなのでしょう。そうではなくて、今の部下に役立つと思われるような、自分の失敗談なり成功談なりを話すのであれば、部下も耳を傾けてくれるに違いありません。

 

特に、部下がもっとも興味を示すのは、明るい未来に関する話です。確かに、未来がどうなるのかは誰にもわかりませんし、わからないから怖い、という気持ちも理解できます。しかし逆に言うと、未来はまだ何も決まっていないのですから、これからいくらでも変えることができる、ということでもあるのです。

 

もし、次に部下や後輩に向かって話をする機会があった時は、ぜひ本日のお話を参考になさっていただければと思います。


 

ありがとうございました。


 

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