上司の本当の仕事って何だろう? | 俣野成敏オフィシャルブログ「脱 サラリーマン思考」Powered by Ameba

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こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

世間では、「部下と上手くコミュニケーションが取れない」と悩んでいる中間管理職の人が少なくありません。それも確かに重要ではありますが、私は「そこが必ずしも問題の核心ではない」、と考えています。今回は、2人の上司の事例を挙げて、上司に必要な要素とは何なのか?について考えてみたいと思います。

 

 

1つ目の例は、建築系の会社で、部署異動のあった上司の話です。ここでは、A上司としておきましょう。A上司は部下の扱い方が上手いという評判で、前任の上司が、ある部下の扱いに困ったために、代わってその部署に派遣されました。

 

A上司が問題の部下に接してみると、確かに乱暴なところのある人でした。業者と話す時はいつもケンカ腰で、時にはテーブルを叩いたりもします。会社側は、部下のクビを切ろうものなら、下手をすると労務所に駆け込まれるかもしれない、と恐れていました。

 

もともとA上司は、誰に対しても丁寧な物腰で、声を荒げるようなことはしません。ですから、この乱暴な部下に対しても、A上司のほうからコミュニケーションを取っていきました。下手に出ているA上司を見て、部下は鼻高々でしたが、結局、自分から辞めていきました。

 

社内では、「さすがはA上司だ」とますます評判が高まりました。けれど、これで果たして、問題は解決されたのでしょうか?実のところ、素行の悪い部下が辞めただけでは、問題は解決されません。なぜなら、そうした部下を生み出す社風が、一向に変わっていないからです。

 

続いては、B上司の事例です。これは、私の知り合いから聞いた話です。最近、知り合いはスポーツジムに通うようになりました。ところがある朝、すでに営業しているはずのジムが開いていません。知り合いは仕方なく他の支店に電話しましたが、結局、その日はトレーニングに参加することができませんでした。

 

B上司というのは、そのスポーツジムの店長です。B上司は、知り合いの携帯に連絡してきて、その日の早番の部下が寝坊してしまったことを告げ、後で再度、部下からも詫びの電話を入れさせる、と言いました。しかし知り合いにとっては、自分の時間のほうがよほど大事だったため、詫びは不要だと言うと、B上司は安心したのか、それでことは終わりました。

 

これだけのやり取りで、知り合いは、その会社がどういう状態にあって、どういう社風なのかがわかる、と言います。おそらく、B上司は部下に「以後は遅刻しないように」と注意しただけで終わったでしょう。内心、「うるさくない顧客でよかった」と思っているに違いありません。しかし、しばらくすれば、同じことはまた起きるでしょう。なぜって、何にも変えていないからです。

 

部下が寝坊をするのには、必ず理由があります。早い話が、部下は「遅刻をしても許される」と思っているから寝坊するわけです。それは、人員不足でシフトにムリがあるからなのかもしれません。もしくは、スタッフが足りないから、部下は「ちょっとくらい過失があっても、辞めさせられることはない」と思っているのかもしれません。

 

いずれにしても、部下が寝坊をした要因を突き止めて変えない限り、同じことは繰り返されます。上司がそれを見逃しているから、部下がそのような行動を取り続けるわけで、士気の低い部下を生み出しているのは自分なのです。

 

先のA上司は、確かに高いコミュニケーション技術を持っています。けれど、マネジメントの観点から言うと、ある種、対処療法に過ぎない気がします。

 

上司の仕事とは、自部署を会社の理念に近づけていくことです。そのために、まずは何から始めるべきでしょうか?ぜひ、考えてみてくださいね。


 

ありがとうございました。


 

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