マンガ1つをとってみても、いろいろな学びがある! | 俣野成敏オフィシャルブログ「脱 サラリーマン思考」Powered by Ameba

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こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

これは最近、部下から聞いた話です。先日、部下がいつも楽しみに読んでいたマンガの連載が終了し、発売された最終巻を名残惜しみながら読み終わったときのこと。マンガの最後に書かれていたあとがきを読んだ部下は、大きな衝撃を受けたそうです。

 

実はそのマンガは大ヒットした作品で、数年に渡って連載され、テレビ化もして映画にまでなりました。それだけ世間に受け入れられた作品だったのに、あとがきの中で作者は「マンガを描いていて1度も面白いと思ったことがない」と告白していたのです。

 

どうもその作品は、そのマンガ家にとっては初めての連載で、作者は20代の頃からその作品を描き始めています。しかし数年間、毎週締め切りに追われる生活を続けた結果、精神的に参ってしまったようです。ついには味覚障害に陥り、「自分は何のためにマンガを描いているのか?」と自問する日々が続いた、ということです。とは言え、そのような状態になっても、自分から休載は申し出ず、ファンのために最後まで描き切った、という点は「さすがはプロ」です。

 

私が過去、対談したマンガ家の弘兼憲史(ひろかねけんし)先生は、「自分はこんなに長い間、好きなマンガを描かせてもらい幸せだ」と言っていたのが印象に残っています。他には、リクナビNEXTジャーナルで現在、マンガ解説シリーズを書かせていただいている三田紀房(のりふさ)先生と対談した際、先生は「自分は毎週20ページのマンガを描いて、読者が求めている情報を届けることが使命だ」とおっしゃっていました。

 

★リクナビNEXTジャーナル マンガ解説シリーズはこちら

https://goo.gl/PxHtdd

 

同じ「マンガを描く」という仕事をしていながら、3人の反応がそれぞれ異なっているのは、非常に興味深いことです。マンガ家も職業の1つですから、ご本人の考え方や仕事に対する姿勢が、仕事の満足度にも大きく影響してくるのは、私たちと同じなわけです。

 

一般的に、社会に出たばかりの若者は、最初「与えられたものに返答する」ことから始まります。要は、会社が用意した仕事をこなすことからスタートします。それを何度も繰り返しているうちに、やがて習熟して工夫が始まります。難しい仕事にトライしたり、試行錯誤をすることによって、評価も上がり、やりがいも感じるようになっていくものです。たいていは、何をするにも「修行期間がある」のが普通です。

 

けれども、その味覚障害になってしまったマンガ家は、おそらくそうしたプロセスを経過しなかったか、もしくは修行時代が短かった等の理由によって、仕事に対する覚悟が固まる前に売れてしまったのでしょう。世の中には、修行することを嫌がる人が多いのですが、このマンガ家の事例は、「十分な修行期間を設けないと、後でかえって辛い思いをすることになる」、という好例と言えるのではないでしょうか。

 

私の部下は、「作者が全然面白くないと思って描いていた作品を読んで、オレたち面白いと思っていたんだ…」と言って、少々ショックを受けていたようです。さらに「世の中から支持されているからと言って、仕事が面白いとは限らないんだな…」と呟いていましたが、そのマンガ家にしてみれば、むしろこれから自分が描いた作品に対する意味を問うことになるのではないかと思います。

 

そのマンガ家は、すでに一生使いきれないほどのお金を稼いだはずですから、極端なことを言えば、もう次の作品を描かなくても食べていけるでしょう。とはいえ、あれだけの作品を描いた人ですから、このままで終わるはずがない、と思う次第です。


 

ありがとうございました。


 

★弘兼先生との対談は、こちらに掲載されています

『プロフェッショナルサラリーマン実践Q&A編』

https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4833420473/matano_hp-22



 

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