ドラッカーは転職賛成派?反対派? | 俣野成敏オフィシャルブログ「脱 サラリーマン思考」Powered by Ameba

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こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

最近、人材市場で人手不足が顕著になりつつあるようです。2018年現在、新卒採用に関して、学生への面接解禁日は6月1日からとなっています。ところが調べによると、5月1日時点で内定をもらっている学生が約4割に上っているということです。

 

面接解禁前に内定4割 就活ルール形骸化

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30212830Y8A500C1TJ1000/?n_cid=SPTMG053

 

その一方で、厚生労働省の調べによると、就職後3年以内の離職率は2014年で平均4割強に上っています。実に半数近くの人が3年以内に元の職場から去ってしまうわけですが、理由がある人からしてみれば、以下のような言葉も背中を押すきっかけになっているのかも知れません。

 

「組織が腐っているとき、自分がところを得ていないとき、あるいは成果が認められないときには、辞めることが正しい選択である。出世はたいした問題ではない」(P・F・ドラッカー『非営利組織の経営』)

 

この言葉は、転職を正当化する名言として、長年、誤解されてきたように思います。これを書いたドラッカー博士は、世界的な経営学者です。確かに、博士は同書の中で「最初の仕事はくじ引きである」と述べています。

 

しかし、博士は「だから辞めるのは仕方がない」とは言っていません。「最初から自分に適した仕事につく確率は高くない。得るところを知り、ふさわしい仕事に移れるようになるには数年を要する」と述べています。ということは、3年以内に離職することは、自分の適性がわからないうちに移ってしまう可能性がある、ということです。もう少し、同書を見てみましょう

 

「成長するには、ふさわしい組織でふさわしい仕事に就かなければならない。基本は、『得るべきところはどこか?』である。この問いに答えを出すには、自らがベストを尽くせるのはどのような環境なのかを知らなければならない」(P・F・ドラッカー『非営利組織の経営』)

 

博士は、「大事なのは目的を持って意図的に行動することだ」と言います。そうしなければ、その仕事が自分にふさわしいのかどうかは判定できない、と言っているのです。ですから、「ここにいても自分にふさわしい仕事をもらえないから他に行く」という考え方を肯定しているわけではありません。だったら、どういう時が「辞めることが正しい道」だと言えるのでしょうか?

 

ポイントは、名言の中の「腐っている」「ところを得ていない」「成果を認められていない」の3つにあります。まず「腐っている組織」というのは社会の害ということですが、何をもって組織が腐っていると言うのかは、難しい問題です。博士は詳しく述べてはいませんが、トップが交代することによって、停滞していた組織が蘇ることもあり、簡単に「この組織はダメだ」と決めつけることはできません。

 

次の「ところを得ていない」というのも、博士は「少なくとも見極めるのに数年かかる」と言っていますが、それはあくまでも「自分はところを得ているか?」と常に自問していた場合での話です。もし、自問をしていなければ、いつになっても見極められない可能性は十分に考えられます。最後の「成果を認められていない」というのも、本当に認めてもらえないのか?それとも自分と会社の基準にズレがあるのか?を見極めることは簡単ではありません。

 

つまり、この「会社を辞めてもいい3つの基準」とは、いずれも判断が難しいものです。よって、逆説的に言うのであれば「これらが見極められるようになるまでは辞め時とは言えない」という意味にも取れます。私は、上記の言葉は博士からの「まだやれることがあるのではないか?」というメッセージのような気がしてなりません。

 

どんなことをするにせよ、必ず修行期間というものがあります。私の場合、それは10年ほどの長きに渡りました。しかも、自分にふさわしい仕事をもらえるのを待っていた間は、ついにそれを与えられることはありませんでした。私は自ら行動した結果、ようやく自分にふさわしい場所を見つけることができたのです。


 

ありがとうございました。


 

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