どの組織に行っても求められる人材になるためには? | 俣野成敏オフィシャルブログ「脱 サラリーマン思考」Powered by Ameba

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こんにちは。俣野成敏(またのなるとし)です。

 

大手旅行サイトのエクスペディアが、エイプリルフールにこんなジョークを企画しました。

 

エクスペディア 人員の完全AI化により、浮いた経費を顧客に還元

https://welove.expedia.co.jp/recommendation/33709/#coupon

 

非常にユーモアのある企画ですが、「将来的には人間がやっている仕事の大部分を、AIが代わってやるようになる」というのは前々から言われていることでもあります。つまりいずれは、ジョークがジョークでなくなる状況が出現しないとも限りません。

 

このような状況を前に、多くの人が「社内で唯一無二の存在になりたい」と考えるのも無理からぬことでしょう。「自分にしかできない仕事」「自分を必要としている仕事」を求めている人は少なくありません。けれど、たとえばあの「世界を変えた男」と言われたアップルの元CEO、スティーブ・ジョブズ氏でさえ、いなくなっても同社が潰れることはありませんでした。

 

「本当にジョブズ氏がいなければ会社が回らない」状態だったのであれば、同社は今頃、なくなっているはずです。けれどアップルがいまだに時価総額ランキングのトップクラスにいる、という事実が、「カリスマ・ジョブズ氏にすら代わりがいた」ことを示しています。逆に、普段から自分がいなくてもいいように準備をしておかなければ、会社は永続できなくなってしまいます。

 

ですから「この部署はオレがいないと回らない」と考えている人がいるのであれば、その時点でその人は自分のマネジメント能力のなさを露呈しているのも同然、と言えるのではないでしょうか。

 

最近はどの会社も、最低限の人員で運営するのが当たり前になっています。そのため、中間管理職の多くがプレイングマネジャーです。プレイングマネジャーとは、「部下を持ちながら、自分個人にもノルマが課せられている」という管理職のことを言います。けれど現実問題として、プレイヤーとマネジャーの両立は難しいのが実情です。

 

上司が現場仕事に掛かりきりになってしまうとどうなるのか、事例をお話しましょう。ある人が大手広告代理店に入社したところ、仕事を抱え込む癖のある上司に当たってしまい、「辛い目に遭った」と話しています。“辛い目”とは、上司から「次の指示出しをするまで、当面、業務時間を自己学習の時間に充ててよい」と言われたことでした。

 

それを聞いた部下のほうは、喜ぶどころか「自分は必要とされていないのではないか」とまで思い詰めたそうです。一般に、能力のある部下であればあるほど、このように感じるでしょう。なぜなら、部下は仕事を振ってもらえなければ、自分の能力を発揮する場がないからです。

 

上司の中には「こんな仕事を他人にやらせるのは申し訳ない」とか「これくらい、自分がやったほうが早い」と言って、何でも自分でやろうとする人がいます。しかし、組織として最大限のアウトプットを出すためには、組織を最適化しなくてはいけません。それこそが、上司の本当の仕事です。時給の高い人は時給の高い仕事をやるのが組織の考え方です。

 

たとえあなたが、今はどのような地位にいようとも、組織で働いている限り、結局は「組織の成績が自分の成績」となります。組織の力を底上げしていくためには、「その業務を始めた瞬間から、他人に渡す」ことを考えなくてはいけません。くるべき日のために、「今ある仕事を誰にどのように渡せばいいのか?」を、繰り返し頭の中でシミュレーションしておくのです。

 

大事なことは、常に「自分が今、持っている仕事は他人のものだ」と考えるようにすることです。普段からこのように考えておけば、ある日突然、辞令が下っても慌てる事態にはならないでしょう。

 

「自分を必要としない組織をつくること」。これこそが、どの組織からも求められる人材になる方法なのです。


 

ありがとうございました。


 

★本日のお話をより詳しくお知りになりたい方はこちら

『わりきりマネジメント』

https://www.amazon.co.jp/dp/459407328X/winwinproject-22

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