MH21S ワゴンR 水漏れ修理(ウォーターポンプ・サーモ交換) | ナルズ工場長の出来事
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ナルズ工場長の出来事

ナルズ・メカニックマイスターの営業・出来事のブログ

皆様コンニチワ━━(´・∀・`)ノ━━━!!

 

今日は久しぶりの太陽が顔を出して

気分が・:*:・゚☆d(≧∀≦)b゚+.゚イイ! ね!

 

相変わらず花粉症で鼻水は

ダムが決壊したように激しいけどね…

 

こんなに鼻水ってすぐ作られるのかよって

思うくらいの勢いです。

きっと鼻水製造工場フル回転で頑張っているのでしょう。

この時期はシフト製で24時間フル回転、

これを乗り切れば寸志がでるという淡い思いで

踊らされ馬車馬のごとくパートのおばちゃんが

頑張っているに違いない!

おばちゃんもこれで韓国旅行に行くんだと

張り切ってしまってるので普段お茶菓子食いながら

やってるペースとは格段の働きをみせているに

違いない!!

打倒ティッシュ!打倒鼻炎薬!!と

パート一丸となって取り組んでいるに

違いな(ry

 

おっと誰か来たようです。

 

 

 

 

話はかなりそれましたが

今回はワゴンRの水漏れ修理を行いました。

 

 

 

先日入庫した当店のワゴンRちゃん。

一通り洗車と掃除をして工場にしまっておいたのですが

こないだ移動させようとした時に…

 


ナルズ工場長の出来事
おや?なんか地面に??

 

洗車した時の残り水だろーーって

自分をごまかそうとしましたが、

もうね、色が緑だしw

触ったらヌルっと独特の触り心地。

 

 

 

 

クーーラント漏れとるがなーーー(´Д`;)

 

 

 

 

おうまいがーーー

車のエンジンルームの下あたりに

垂れていたのでそのまま下から

覗き込んでみるとエンジンの前側

(ベルトなんかがついている方)から

エアコンコンプレッサーのステーを伝わり

クーラントが漏れているようです。

 

 

うわーーー代車に出す前でヨカッタ…

入庫した時にチェックした時はなんともなかったのに。

その後試乗がてら陸事まで行った時に

ダメになったっぽいです。

 

しかし当店の代車ってば水のトラブルが多いです。

もちろんしっかりなおしていますよd(・∀・)

冷却系のトラブルは一ヶ所出ると連鎖的に

出る場合があるのでしっかりと修理した方が

よろしいですね。

 

う~~~ん。年式まだ新しいから油断してたところも

ありました。

 

 

 

まさかボディ色が赤だから故障も三倍とか??


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某赤好きエースパイロット

 

 

 

 

とにかく水漏れはほっといても何もいいことないので

 

 

 

 

すぐに修理する事にしました。

 

 

まず水漏れ箇所の探求です。

 

 

車を上げてよく観察します。

(大体の見当はついてましたが)

 


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やっぱりウォーターポンプさんでした

 

 

 

 

 

○のところに漏れた跡があります。

ポンプ内のワックスがダメになってくると

エンジンあったまってる時はなんともないけど

冷えてる時に漏ったりします。

また逆のパターンもあります。

 

これはウォーターポンプ交換になります。

 

 

K6Aエンジンはタイミングベルトではなく

チェーン式なのでポンプ交換はポンプ単体で

交換が可能です。

 

ウォーターポンプはエンジンブロックに

ついており下はラジエターロアホースに、

横(後ろ)はウォーターパイプに繋がっています。

下のロアホースを外すのは簡単そうですが

横のウォーターパイプが若干面倒くさそうです。

このウォーターパイプはヒーターホースに

繋がっています。

 

 

今回はウォーターポンプと同時に

 

 

サーモスタットも交換してしまいます。

サーモはまだ大丈夫そうでしたけど

予備的な意味もありポンプと同時に交換した

ほうが楽なので同時交換していきます。

 

 

 

 

【ウォーターポンプ・サーモスタット交換】

 

 

 

 

 

まず作業の邪魔になるものを外しましょう。

グリル・バンパーを外しましょう。

外さなくても作業可能なんですがフロント右ホイールを

外すと作業しやすいのでオイラは外してしまいます。


ナルズ工場長の出来事
こんな感じになればやりやすいですね。

 

 


ナルズ工場長の出来事
フロント右タイヤハウス内

 

横のアンダーカバー(ベルトカバーっていうのかな)

も外します。

プラスチックのクリップでついているのですが

ここはタイヤハウス内なのでクリップに砂などが

かんでいるので固く外しにくい場合があります。

壊さないように慎重に外しましょう。

どうしても固い場合は壊してしまい新品のクリップに

交換してしまいましょう。

 

 

そうしたらラジエターのドレンコックをあけ

クーラントを抜きます。

サブタンクも外しキレイに洗っておきます。

 

 

ポンプ取外しにかかります。

今回はサーモスタットと同時交換なのですが

先に外すのはポンプとサーモのどちらからでも

かまいません。

 

 

ファンベルト(オルタベルト)とクーラーベルトを

外しエアコンコンプレッサーを外してフリーに

しておきます。

 


ナルズ工場長の出来事
こんな感じによけておきます

 

これで邪魔物はなくなったのでポンプを

外しにかかります。

 

ロアホースを外しパイプを外します。

 

ポンプに入っている2つのパイプは

パイプの挿入部にOリングがついて、ささっている

だけです。

パイプの固定されているボルトを外してやれば

抜けるのですが固着してしまって

なかなか抜けないかと思います。

無理やり力ずくでこじったりすると

最悪パイプが歪んでしまうので

ちょっとずつ慎重に外します。

 

ロアホース側はこれで外れますが

横のヒーターホース側のウォーターパイプは

先にポンプ本体を外すか、パイプを外すかに

なります。

今回はサーモも同時交換なので

パイプを先に外してしまいます。

 

 

ポンプ側はひとまずおいておいて

サーモスタットの取外しにかかります。

 

K6Aのサーモスタット位置はラジエターアッパーホース

付け根にあります。

エンジンヘッドの横って感じですかね。

 

なので周りにある邪魔になる部品も多いです。

エアクリーナーボックスなど外していきます。

バキュームホース、カプラーも外していきます。

 

ちょうどサーモの上にハーネスが通っています。

点火系のハーネスです。

プラグカバーを外してダイレクトイグニッションの

各カプラーも外しておきましょう。

 

キャニスターも簡単に外れるので

外してしまいましょう。

 

 


ナルズ工場長の出来事
こんな感じになります。

 

画像の真ん中にある黒いのがサーモスタットです。

すでにホース類を外してあるのですが

位置関係はわかるかと思います。

 

サーモスタットはパイプ、エアクリステーなどと

共締めされています。

これでポンプ後ろのウォーターパイプが

外せます。

パイプを外しサーモも外します。

 

ちなみにこのサーモスタット、

ケースと一体型です。


ナルズ工場長の出来事
サーモスタット新品

 

ケースのボディはプラスチック製です。

 


ナルズ工場長の出来事
ケース内部(サーモ部分)

 

 

水温センサーも一緒についてきます。

 

 

 

 

 

 

 

ここでわかりやすく図解↓
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サーモ周りの分解図

 

 

見づらいかもですが

○で印してあるのはOリングです。

図の2はサーモケースのパッキン(Oリング)です。

サーモ購入すれば付属してきます。

図の9と16はウォーターパイプのOリングです。

ウォーターポンプ購入すれば2つとも

付属されています。

もちろん各Oリングは単体部品でもでます。

 

16の先がウォーターポンプの後ろに

ささる感じです。

 

1がサーモスタットです。

 

 

サーモスタットが外れたら

ウォーターポンプ本体を外していきます。

 

これが今回の一番面倒なところです。

このワゴンRはNAなのでまだ大したことないのですが

ターボ車になるとタービンが邪魔でかなりやりにくいです。

 


ナルズ工場長の出来事
ポンプ本体固定ボルト

 

ウォーターポンプ本体はボルト4本で

 

エンジンブロックに固定(接続)されています。

 

画像の○のところのボルトが外しにくいです。

エキマニが邪魔になってきます。

ボルト位置がNAでこんな感じなので

ターボはもっと面倒な事になるでしょうw

 

NAでもそうですがエキマニ外してしまえば簡単です。

ターボもタービン周り外してしまえば簡単です。

 

しかしエキマニを外すことにより新たな必要交換部品が

発生してしまうので今回は外さないで作業を進めていきます。

 

ターボでも頑張れば外さないで作業可能ですよd(・∀・)

(かなり困難ですがw)

 

 

外すコツは工具と工具を入れる場所です。


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工具(メガネ)

 

オイラはこの2種類のメガネで外しました。

 

ストレートはまっすぐですが普通のメガネの

角度が重要です。


ナルズ工場長の出来事
メガネ角度

 

参考になればいいですね。

 


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このエキマニ(触媒)とエンジンの隙間と

エンジン下側から工具を入れていけば簡単です。

(画像ではまだヒーター側のパイプはついてます)

 

 

こんな面倒な場所のボルト頭なんかナメたら

エキマニ外しが確定になります。

確実にレンチをかけて外しましょう。

 

 

これでポンプ・パイプ・サーモが外せました。


ナルズ工場長の出来事
位置関係(ポンプ・ロアホースパイプ・ヒーターウォーターパイプ)

 

 

 


ナルズ工場長の出来事
外したポンプ

 

 

 

 

プーリー付け根から漏れがあった跡があります。

よくある「穴」からの漏れはありませんでした。

ちなみにプーリーのガタはありませんでした。

手で回しても異音もしません。

でも実際水を通してみるとなにか不具合が

出ているのかもしれませんね。

 


ナルズ工場長の出来事
ポンプ裏(エンジン接合部)

 

 

ここのパッキンからの漏れもあったようです。

漏った跡を見る限り

こことプーリー付け根からの漏れが大きな漏れのようです。

 

後から聞いた話なんですが、ここのパッキン

よく漏れるそうです。

エンジンブロックに直で装着されているので

熱の影響も大きいのでしょう。

 

 


ナルズ工場長の出来事
ロアホースパイプの様子

 

わかりますか?

よーく見ると入口付近のパイプ内に

なにか付着しているのがわかります。

 

これ水漏れ止め剤です。

経験者や熟練者にならないと判断しにくいですが

触ってみるとわかります。

クーラントを交換していないとこういった感じの

ゴミがでるのですが、それとは違った感じですね。

ゴミは粘度質で泥のような手触りに対して

水漏れ止め剤は触ると粉っぽい感じです。

漏れ止め剤のメーカーによりポロポロとした手触りのも

あります。

見た目で判断はしにくいので

触診するとわかります。

 

こういったクーラント漏れ止めは

ウォーターライン、ラジエターのコアなどにつまります。

なので当店では絶対に使用しません。

使用するのは外出先での緊急時などに使用する位で

普段漏れを発見した時に使用するのはおすすめできません。

 

使用してもその場しのぎになるだけです。

漏れ止め剤で水漏れがちゃんとなおる訳ではないので

結局きちんとなおすはめになります。

しかもなおした後も水漏れ剤がエンジン内などに残っていると

詰まりの原因になるので、

エンジン内ウォーターライン・ラジエター内をキレイに

洗浄しないといけません。

 

 

ってことは水漏れ剤が入っていたって事は購入先か前オーナーは

漏れてるの知ってなw

 

まぁ早めに漏れが見つかってよかったわ(´∀`)

 

 

パッキン接着面やOリング装着部をキレイに

掃除し(これが大変だね)新しい部品に交換していきます。

 


ナルズ工場長の出来事
ウォーターポンプ、エンジン接合部

 

ここはよく漏る所らしいので

液体ガスケットを塗り装着します。

 

画像はちょっと液体ガスケットつけすぎですねww

カメラ持ちながら塗ったりアタフタしてたので

はみ出たガスケットを拭く前に撮ってしまいました(言い訳)

 

ここはシリコングリスでもだいじょーぶだよーって

言われる方もいらっしゃると思いますが熱でパッキンの

ゴムが硬化しても大丈夫なように液体ガスケットを使用しました。

よく漏るっていうしね(´∀`)

 

ロアホースパイプとヒーターウォーターパイプのOリングには

シリコングリスを塗りました。

 


ナルズ工場長の出来事
ポンプ合体!

 

新しいとやっぱいいやね~(`・∀・)ь

 

 

さらにエアコンコンプレッサー、ベルト類も

装着していきます。

 


ナルズ工場長の出来事
エアコンコンプレッサー周り

 

画像ではわかりませんがプーリーやベルトの

付近にハーネス(配線)が通ります。

純正の取り回しだとなんか接触しそう

なので取り回しを変えました。

エアコンコンプレッサーにいってるハーネスは

高圧パイプに少し接触していた跡があったので

こちらのハーネスも取り回しを変えて接触しないように

しました。

ハーネスこすれて断線とか最悪ですからね~。

 

 

 

 


ナルズ工場長の出来事

サーモスタット組み付け

 

※画像では点火系のハーネスをつけてしまって

いますが手順的に後がいいです。

エアクリーナーボックスの下側につく

音消しのボックス(レゾネーターっていうんだっけな?)を

先につけてから点火系のハーネスをつけていった方が

楽ですね。水温センサーのカプラーも忘れずに。

 

 

エアクリーナーボックスなどを装着して

クーラントを入れてエア抜き&水漏れチェックします。

 


ナルズ工場長の出来事
エア抜き中

 

 

ヒーターのエアーが抜きづらいです。

 

ホースをモミモミしてやりましょう。

なかのエアーが興奮して

抜けてくるでしょう(ゲスい)

 

 

最近の車はエアーが抜けづらいので

ある程度アイドリングで抜いて軽く実走してしまった

方が早めに抜けるし確実に抜けます。

 

確認が完了したらバンパー等の外装を装着します。

 

もちろん実走する前に装着しましょうねw

 


ナルズ工場長の出来事
完了♪

 

 

エンジンを冷やしクーラント量を調整し

再度漏れチェックしたら完了です。

 

 

(〃^∇^)oお疲れさま~

 

 

 

 

余談ですがラジエターのサブタンクって

ただささっているだけなのに固く外れないですよね。

 

ステーが錆びて固着してしまっていたり

タンクが劣化して割れそうになっていたりすると

力まかせに外すと壊れますw

 

なので慎重に外して再度装着する時に

取付部に薄くシリコングリスを塗っておきましょう。

ステーの防腐にもなるしねd(・∀・)

 


ナルズ工場長の出来事
サブタンク取付部

※画像がわかりづらいかもしれません

 

 

 

 

今回のように早期発見できたので

ポンプ交換で完治しました。

 

最近の車は水温計がないので

オーバーヒートの前兆とかわかりづらいかと思います。

(冷えてる時につく青いランプとオーバーヒート時につく

赤いランプしかない)

 

オイラの個人的意見では水温計があったほうが

よかったです。

いくらコストを下げる為とは言え水温計くらい

つけようぜw

純正の水温計はアバウトすぎるといえど

目安にはなりますからね。

 

 

オーバーヒートしてしまっていたら

もっと交換部品が必要になったり

最悪エンジン交換になります。

 

 

エンジンオイルって○○キロで交換しましょうねって

あるけどクーラントって聞きませんよね。

本当は交換推奨時期ってあるんだけど

世の中に浸透してないっていうか…

 

たまには愛車のボンネットをあけて

クーラントのチェックもしましょうね(´∀`)

駐車場の床になにか漏れた跡ないかな~って

見ることも早期発見に繋がります。

 

 

 

あーーでもポンプですんでよかった。

ワゴンRオーナーさん以外も

自分の愛車チェックしてみてくださいね~(´ε`*)

 

 

 

 

それでは

(*´ω`)o【マタネ♪】o

 

 

 

 

 

 

 

【 おまけ 】

 

 

 

冒頭でも書いたけど花粉なんとか

ならないのかよぉーー

 

 


ナルズ工場長の出来事

洗車して水をふきあげようとしたらこれだよ!

 

そのうちみーーんな、まっ黄っ黄になるんじゃね?

 

 

 

 

 

 

どぉするぅ??

(昨日ピカル見てからずーーとこれ連呼w)