2021 秋の東北旅 其の四十六
第3章 震災復興!三陸海岸 編
南三陸さんさん商店街から、
中橋を渡った川向うの西側に、
町の職員43名が大津波の犠牲になった、
旧防災対策庁舎が赤い鉄骨の骨組みだけになって
現在も残っている。
これまでのお話はこちら
お部屋おまかせプラン de 南三陸ホテル観洋 ☆ 三陸海岸編⑫
海の幸の朝食ビュッフェ&震災語り部バス 【ホテル観洋】☆ 三陸海岸編⑭
世界に一つ、友好モアイ像【南三陸さんさん復興商店街】三陸海岸編⑮
ポチッと押してちょうだい~。
さんさん商店街の一番北寄り、
中橋を渡る手前に
震災前と震災直後の
南三陸町志津川地区を撮影した
2枚のパネルが展示されていた。
震災前、青々とした田畑や芝など
緑が広がる美しい志津川の風景。
2011年3月19日撮影
建物は流失し、
大津波の爪痕が赤茶に残る志津川。
商店街から中橋を渡って、
南三陸震災復興祈念公園へ。
この橋も、隈研吾さんの設計で
南三陸町の杉を使って作られている。
視線の高さ、屋上に鉄塔が2本。
外階段の手すりが、屋上より少しだけ
高い位置にあるのがよくわかる。
職員の生存者は10人。
大勢が屋上に避難したが43人が津波にのまれた。
津波は屋上を2m超えたという。
鉄塔に登れた人、
階段の手すりに足をからめて
過ぎ去るのを耐えた人だけが生き残れた。
犠牲者の多い、この庁舎は
あの時の事や当時の映像が甦り、
悲しくてなんとも言えない気持ちになる。
おじゃる☆たちでさえそうなのだから、
家族や友人、親しい人を亡くした方々にとっては
この建物を毎日見るのはさぞ辛い事だろう。
しかし、伝承していくことも大切という声もあり、
この庁舎の保存の是非について検討するため
2031年までは県有化されている。
小高い祈りの丘には、
犠牲になられた方々の名簿を納める「名簿安置の碑」と
町の復興を祈念した「復興祈念のテラス」が設置されている。
さんさん商店街を訪れたら
ぜひ、足を伸ばして欲しい場所である。
帰りに、イカゲソだけでもなんなので(笑)。
お土産に、お菓子を購入。
蔵王タルトのお店。
まだ、ハロウィーンの季節だった(爆)。
こちらのお店でも
タコの焼き菓子(爆)。
それから、お山のマドレーヌ
すぐ食べるならと、焼きたて熱々をいただいた
でも、マドレーヌって
冷めて味が落ち着いてからの方が
より一層、美味しさがわかるかもね(爆)。
さて、南三陸町を離れ
次回は、気仙沼へいったん戻ります(;´▽`A``。