いじめられていた当時「意地汚い!」と並んでしょっちゅう言われていたのが「目立ちたがり屋!」
一番ショックだったのはプール開き背泳事件。
プール開きの日は6年生の3人が代表してみんなの前で泳ぐことになっていた。
それぞれクロール、平泳ぎ、背泳ぎ。
私のクラスは背泳担当を1人選ばなければならなかった。
担任が「水泳を習っている人たちで話し合って決めなさい」と指示。
私もいじめ犯の彼女も水泳を習ってた。合計、女子のみ4名。いくら習っているとはいえ、全クラスの前で泳ぐなんて・・・みんな嫌だった。
相談したけど全員「ジャンケンもイヤだ・・・負けたら絶対イヤだ」とまとまらず、うやむやに。
どうするのかなと思っていたら帰りの会の直前に彼女が「あんたに決まったからね、先生に“私です”って言ってよ」
えっ・・・と言葉に詰まると「みんなでさっき相談して決めたんだからね!もう、けっ・て・い!」
何があっても絶対服従だった私は言われた通り担任の「泳ぐ人決まった?」の問いかけに嫌々手をあげました。すると彼女を含め候補者たちが一斉に「えーっ!?」「いつのまに決まったの!?」「ラッキー!」
・・・相談なんてしてなかったんだ。
彼女が一際大きな声で「すっごーい、目立ちたがり屋!」
クラス中がどっと笑いました。
怒らなければいけない場面だったと思う。でも頭はもやがかかったようで、目の前がぐるぐる回って混乱するだけだった。
こんなのしょっちゅうだった。
ピアノまったく弾けないのに「なろんさんが卒業式の伴奏ぜーんぶやりたいそうでーす!」と勝手に言われて、泣きながら猛練習したものの結局弾けず、音楽の先生に「できないことを軽はずみに“やりたい”って言ったらダメなんだからね」と叱られ・・・
服、持ち物が派手、と言いがかりをつけられ「目立ちたがり屋!」
風邪を引いてマスクをしているだけで「目立ちたがり屋!」
図工の作品が賞をとっても「目立ちたがり屋!」
図工や国語の作品に関してはこれに「盗作!」が加わりました。
私の作品の途中経過を「ほら見せて!」と言い、似たものをせっせと作りあげ、大声で「ひどーい、盗作された!」
それを真に受けて「人の真似したらダメよ、作り直しなさい」と言う教師もいました。
ショックだった。
意地汚い!目立ちたがり屋!盗作!
許可なく他人と口をきくな、許可なく習い事に行くな、親の悪口を言え。
家族旅行なんて許した覚えはない、行かないって約束しろ。
言うことをきけないなら髪を切るからね?また髪切ってほしいの?
返事は「はい」でしょ、だけど私たち親友だよね?
毎日毎日こんな言葉を浴びせられて、クラスメイトも悪乗りして一緒にはやし立てるタイプだったし教師は彼女を可愛がってたし・・・
12歳。頭おかしくなるよなあ、意識朦朧とするよなあ。
限界だった。足元がふわふわする感じだった。
気力も何もかも奪われて自分の考えというものがいっさい持てなかった。
「洗脳」という言葉が本当にぴったりだった。
あの頃の自分を助けてあげたい。