札幌市長候補の政策を見比べて(地下鉄・市電編) | 成田祐樹オフィシャルブログ「世代をつなぐ街づくり」Powered by Ameba

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札幌市議会議員選挙(東区)候補、前小樽市議 
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さて、札幌市長選挙の告示も近くなり、報道には各市長候補予定者の政策が並んできました。

どうしても分かり易い政策に目が行きがちなので、まずは地下鉄延伸や市電に関する考えを見比べたいと思います。


●秋元かつひろ氏

・地下鉄は清田まで延伸を慎重に検討する

・市電はループ化、苗穂や桑園まで延伸の可能性も


●自民党候補予定者

・地下鉄は北広島市まで

・市電はループ化反対



大きく見解が分かれました。

【地下鉄延伸】に関しては、特に自民党候補予定者の北広島市までの延伸には驚きました。


札幌ドームや清田区役所あたりまでの延伸は、沿線の人口分布や施設利用により、利用者がある程度見込める事から検討の余地があるとは思います。


しかし、北広島市までの総延長距離(敷設費用)や人口を考えると、あきらかに将来ツケを残す結果となるのは目に見えます。(苦しいですが、まだ、新琴似、手稲、石山延伸の方が検討余地があります。)当然ながら長い距離の延伸に予算を割くことで、子育て支援や他の施策に影響が出てしまう可能性が高い訳です。


札幌市も今年来年をピークにいよいよ人口減少時代を迎え、将来にわたって持続が可能なインフラ整備が必要となります。そこから大きく外れた施策はシビアにチェックしなければなりません。



さて、市民の皆さんの中で見解がわかれるのが【市電ループ化】です。

「中央区の人しかメリットないでしょ」

「東区に関係ないから、無駄なお金使わない方がいいんじゃない?」

こういう声が聞こえてきます。もちろん、現在の計画だけを見ると、そう捉えるのは普通です。

しかし、ループ化には意味があります。


ループ化そのもののメリットよりも、「将来的に市民の足をどう確保するか」という部分が大きいと思います。苗穂、桑園、またそこから先へ延長する布石です。




「でも東区には来ないんでしょ?」

いや、そうは思いません。現在苗穂駅周辺の再開発に伴い苗穂駅に接続する話はすでに出てきています。北ガス跡地あたりの高架下を通して北光線沿いや伏古・本町まで延伸を考える事も決して夢物語ではありません。何より市電は地下鉄と比べて敷設のコストが安く済みます。



「市電が通ったら渋滞するんじゃ・・・」

果たしてそうでしょうか。市電まわりの道路はどこよりも除雪がしっかりしています。それに市電利用者が増えることで自家用車の利用者が相対的に減り、渋滞が減る可能性もあるのです。


(以前、高速料金の割引や無料化の話があった時に、車を運転しない人にはメリットが無いなんて事を話している方がいましたが、そうでは無いと思います。下道が空く事によって渋滞が減り、バス利用者や高速を使わない車利用者にもメリットは生まれてくる訳です。都市計画を考える時には、様々なタスクによる足し引きを計算しなければなりません。)


地下鉄が大動脈だとしたら、市電は毛細血管です。毛細血管を市内に張り巡らせることによって、高齢者の足の確保や中心部の空洞化を防ぐ役割があります。


全国を見ても中心部でも人口減が進み、街やお店の空洞化が始まっています。例えば東京都豊島区でも人口減少が進み、小学校が統廃合されている現状です。そういった全国の現状を鑑みると、街を外へ外へ広げていくより、どうやって皆さんが住んでいる街を成熟させ、また新たな世代にも住んで貰うか。こういった考え方が必要な時代になってきています。


少なからず現状の日本や世界の都市構造や都市問題を見ても、秋元氏の見識の方があきらかに現在の札幌の状況に適した考え方だと思います。


学生時代に都市計画をかじっていたので、今日は少し長めに書いてみました。





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