年末から始まったフジテレビ問題
この問題とフジテレビの社屋が何か関係があるのか気になったので、今回風水の視点から考察してみたいと思います
↑画像はフジテレビホームページよりお借りしました
社屋について調べてみると、建物は有名な建築家、丹下健三さんによって作られたそうです(納得)
また、建物の全体の形は、ハイビジョンTVの縦横と同じ16:9の比率になっていて、高層部は「オフィスタワー」と「メディアタワー」の2棟からなり12階・18階・24階の3フロアーが渡り廊下で連結されているそうです
おなじみの球体は直径32メートルあり、「はちたま」と呼ばれていて展望台にもなっているそうです。遠くから見ると小さく見える球体が32メートルもあるとは驚きです
そして、細部までこだわり尽くされていて、一度見たら忘れない奇抜さにおいては流石ですね
ゆりかもめに乗ってお台場に向かう時に、車窓から見えるフジテレビの存在は半端なく、シルエットだけでワクワクしてきます
では、風水的にはどうなのか?を考えてみます
💛まず地形的な視点からみると・・・
風水では四神相応が良い土地の条件とされています(北の玄武、東の青龍、南の朱雀、西の白虎)
大まかに言うと、北には山、東には川、南には水、西には道がある地形が、いい気が溜まりやすいと言われています
でもフジテレビのあるお台場は埋立地になります
ほぼ海上なので水辺(南の朱雀)はありますが、気の流れをせきとめる山の存在(北の白虎)がありませんし、風も強く気が溜まろうにも吹き飛ばされやすい。ゆりかもめや、臨海線を川や道路と捉えれば、東の青龍と西の白虎は当てはまりますが
単に風の影響を受けにくい建物としては良いですね、でも企業となると良いエネルギーを溜める工夫が必要になってくるでしょう
💛建物的な視点からみると・・・
本来ビル(建物、家など含め)は安定していることが基本です□
空洞が少なくて、どっしり、見た目も安定感があった方がいい
でもフジテレビ社屋は空洞が多く、風が吹き抜けやすく、外観もちょっと不安定。働いていても、無意識に浮いている様なふわふわ感や、不安定さを感じやすいかもしれません
だから、地に足が付いていないイメージを与えたり、ここぞの時に踏ん張りが効きにくいかもしれません。企業が着実に成長していく、お金が溜まる、という感じではないかもしれませんね
💛環境的な視点からみると・・・
お台場は観光地、私も昔お台場のデックスで一年ほど働いた事がありますが、感覚的には毎日遊びにいっているような感覚
夜は東京タワーのライトアップが綺麗に見えますし、ワクワク楽しくて、当時は浮わついてたなと思います。周りもカップル、家族連れ、若者などの観光客が多いので日常と言うより、非日常を感じていました
ここで腰を据えてコツコツ仕事をしよう!そんな気持ちにスイッチ入れるのは難しい場所
無意識に落ち着かない、力が入りにくい、遊び心が芽生えてしまう、そんな環境です
結論から言うと、フジテレビ社屋は観光の目玉、レジャーとしては最高にいいけど、
企業が落ち着いて仕事をする環境としてはあまり向いていないかもしれません(あくまで私の個人的な考えです)
新宿から社屋が引っ越した様なので、企業本部としては新宿のまま、放送&エンターテインメント事業はお台場と分けていたら、企業内部の事を俯瞰して見れるので、また違った流れになっていたかもしれないですね
では、お台場の様な埋立地でビルを建てる際に、風水的にどんな対策が出来るのか考えてみると
土地は水辺にあるので水の要素が強く、放送局は情報を広める役割があり、木の要素(風)
そこを安定させるためには土の要素が必要となってきます
例えば、建物をレンガ作りにする、低層階にして安定感を出す、どっしりした安定した家具&インテリアを取り入れることなどが出来るでしょう。カラーで言うと黄色や茶色、大地を感じさせるアースカラーなんかも良いですね。イメージ的には重厚感を随所に取り入れる感じ
また高層階になるほど地面から遠くなるので、グラウンディングのために植物をフロアに置いてみるのもいいですし、屋上があって強風が大丈夫であれば土いじりできる菜園なんかあると理想的ですね
無意識に不安定になりがちな建物や環境を、多少の事ではびくともしない、落ち着いた環境に切り替える努力や意識付けが不可欠です
加えてリーダーの陰陽五行の気質と建物のバランスも関係してきますし、従業員の気質や周りに建っている建物なども複合的に絡んできますので、総合的な視点からみていくことが必要とされます
ただ、こういった地で生活する利点ももちりんあります。例えば、生活の中に非日常を感じたい方(スタイリッシュ感を得たいだったり、煌びやかな生活)には向いていますし、頑固一徹の社長が遊び心を持って仕事をしたい、ライトな社風で進めたいなんて時には活用できるでしょう。どんな企業がどんな目的でどんな方向性で進めたいといったポイントによります
そしてどんな環境でも、その建物にどんな特徴があり、どんな流れを生みやすいのかを予め知る事で、その部分を最大限に活用したり、反対に何か起こるにしても事前の対処がしやすくなります。対策の仕方は色々とあるのです、傾向と対策の様に
風水とは環境学、環境をケアする事で、私たちのバランスを整える事ができます
電車に乗る時、全ての席が空いていたら、あなたならどこに座りますか?
人間は無意識に安心できる場所を探しています。電車は一時的ですが、住まいや職場となると居る時間が長いので、そういった無意識に感じている情報が私達の心理に与える影響はとても大きくなります
私達が日頃生活している環境を、落ち着く環境に整えていけるのが風水です
人類の長い歴史の中で取り入れられてきた風水は即効性はないかもしれませんが、地形や環境が与える影響は必ずありますし、歴史は繰り返されるので、長年そこに身を置く場合は何かしらの影響は必ず受けます。だから当たり前ですが、環境ってとても大切なんですよね
そして風水は魔法でも何でもなく、今までの歴史で蓄えられたデータから得られた統計学。自然のリズムを生活環境に取り入れて、生きやすくしていく知恵なんです
たかが風水、されど風水、古来から受け継いだ自然の法則を今こそ生活の中に取り入れてみよう